福島県道296号荒井郡山線

福島県道296号荒井郡山線

福島県道296号荒井郡山線は、福島県本宮市から郡山市に至る全長約10.8kmの一般県道です。本宮市南西部から郡山市街地中心部へ向かうこの路線は、地域住民にとって欠かせない生活道路としての役割を担っています。

路線概要

起点：本宮市荒井字甲斐
終点：郡山市大町2丁目
総延長：10.830km

この路線は、2016年に旧国道4号の一部区間が国土交通省から移管されたことにより、その重要性を増しました。郡山市内の区間は、奥州街道から分岐する旧越後街道、会津街道に相当し、近年では「安積街道」と呼ばれることも多いです。特に若葉町から富久山町までの区間は、旧国道4号として利用されていました。

重用区間

福島県道357号岩根日和田線（郡山市喜久田町堀之内字森子段 - 同市喜久田町堀之内字下上ノ台）

道路施設

上関下橋

全長：90.4m
幅員：6.5m
竣工：1973年

五百川を渡る橋で、すぐ下流には東北自動車道の五百川橋が並行して架かっています。

喜久田一号橋

全長：64.2m
幅員：10.0m
竣工：1989年

郡山ジャンクションの連絡路部分を跨いでおり、下り線側に歩道が設置されています。

喜久田二号橋

全長：55.1m
幅員：9.5m
竣工：1994年

喜久田一号橋のすぐ南側に位置し、磐越自動車道本線と郡山ジャンクションからの上り線オンランプを跨いでいます。

堀之内橋

全長：40.0m
主径間：19.34m
幅員：7.0（12.0）m
形式：2径間単純PCプレテンションT桁橋
竣工：1984年

藤田川を渡る橋で、両側に歩道が設置されています。郡山市立喜久田小学校の移転新築に合わせて、児童の通学路の安全確保のために整備されました。

大窪橋、逢瀬橋

全長：42.0m
幅員：14.6m
竣工：1960年

逢瀬川を渡る橋で、国道4号2次改築の際に建設されました。

沿革

1970年11月20日：福島県により県道路線に認定
2016年4月1日：国道4号の移管に伴い、一部区間が当県道に指定
2019年12月20日：大窪橋架け替えに伴う路線変更

2019年には、大窪橋の架け替えに伴い、ルートが変更されました。これにより、富久山町久保田字乙高から新たな大窪橋を渡り、うねめ通りを経由するルートとなりました。旧ルートの一部は通行止めとなり、若葉町の十字路も通行できなくなりました。

通過する自治体

本宮市
郡山市

接続・交差する道路

本宮市内

福島県道8号本宮熱海線

郡山市内

福島県道357号岩根日和田線
国道4号あさか野バイパス
福島県道296号荒井郡山線（東部幹線）
郡山市道1-35号若葉桑野線（うねめ通り）
福島県道57号郡山大越線
国道288号・福島県道296号荒井郡山線（東部幹線（事業中））

周辺施設

郡山市立喜久田小学校
ヨークタウン八山田
JR磐越西線 郡山富田駅
奥羽大学
ヨークベニマル富久山店

福島県道296号荒井郡山線は、地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。沿線には、学校や商業施設などがあり、地域社会に密着した路線と言えるでしょう。

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