福島県道3号福島飯坂線

福島県道3号福島飯坂線

福島県道3号福島飯坂線は、福島市栄町を起点とし、飯坂町湯野に至る主要地方道です。一般的には「飯坂街道」として知られ、地域住民の生活を支える重要な道路となっています。

概要

起点は福島市中心部の国道13号あづま陸橋東交差点。そこから飯坂温泉の中心部へと向かいます。かつての萬世大路（旧国道13号）の一部であり、笹谷地内の三差路で萬世大路（現在の福島県道312号折戸笹谷線）と分岐して飯坂温泉へと進みます。福島駅東口の繁華街を南北に縦断し、JR東北本線と福島交通飯坂線を森合ガードでくぐり抜けると、その後は終点まで福島交通飯坂線と並走します。

上松川橋から花水坂駅にかけては、線路と道路が隣接している区間が多く、踏切が近い交差点が多数存在します。交通量の多い通りとの交差点には踏切連動信号機が設置されていますが、それ以外の場所では、一時停止中の車両が踏切内に取り残される事故も発生しています。沿線には、線路と門扉の間に道路が伸びる家屋も多く、遮断機や警報機のない第四種踏切も点在しています。

起点から天神町にかけてのあづま陸橋側道部と福島駅前の区間は片側2車線ですが、それ以外の区間は片側1車線です。森合から泉駅前にかけての区間や桜水駅周辺では、拡幅工事が進められ、歩道の拡充や右折レーンの設置が行われ、交通の円滑化が図られています。しかし、旧街道沿いには家屋が密集し、線路が近接しているため、拡幅が困難な場所も残っています。森合ガードのアンダーパスは、福島県によって冠水危険箇所に指定されており、大雨時には通行止めとなることがあります。

路線データ

総延長：10.082 km
実延長：9.943 km
起点：福島市本町
終点：福島市飯坂町湯野

歴史

1954年：主要地方道福島赤湯線に指定
1969年：主要地方道福島赤湯線の一部が国道113号に指定
1971年：主要地方道福島米沢線に指定
1981年：主要地方道福島米沢線の一部が国道399号に指定
1982年：主要地方道福島飯坂線に指定
1983年：福島県が県道路線として認定
1993年：主要地方道に指定

路線状況

重複区間：福島県道5号上名倉飯坂伊達線（飯坂町）

道路施設

森合ガード：JR東北本線と福島交通飯坂線を跨ぐアンダーパス。冠水注意。
上松川橋
橋本橋：八反田川を渡る。
小川橋：摺上川支流の小川を渡る。
小川橋歩道橋：小川橋に並行する人道橋。
十綱橋

地理

通過する自治体

福島市

交差する道路

国道13号、福島県道70号福島吾妻裏磐梯線（起点）
福島県道373号福島停車場線
福島県道310号庭坂福島線
国道13号福島西道路
福島県道312号折戸笹谷線
国道13号
福島県道155号飯坂瀬ノ上線
国道399号飯坂バイパス、福島県道5号上名倉飯坂伊達線（重複）
福島県道313号中野梍町線
福島県道319号穴原十綱線
国道399号本線、福島県道5号上名倉飯坂伊達線（伊達方面重複）（終点）

沿線施設

福島駅
福島交通飯坂線各駅（泉駅、上松川駅、笹谷駅、桜水駅、平野駅、医王寺前駅、花水坂駅、飯坂温泉駅）
フォーラム福島
福島県立福島工業高等学校
福島市立清水小学校
福島市立平野小学校
福島泉郵便局
平野郵便局
医王寺
福島県農業総合センター果樹研究所
片岡鶴太郎美術庭園
飯坂温泉
* 波来湯

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