福島県道64号会津若松裏磐梯線

福島県道64号会津若松裏磐梯線

福島県道64号会津若松裏磐梯線は、福島県会津若松市から耶麻郡北塩原村へと至る主要地方道であり、地域を結ぶ重要な役割を担っています。

概要

起点：会津若松市門田町大字堤沢字北村
終点：耶麻郡北塩原村桧原字早稲沢
全長：54.198 km
実延長：46.309 km

歴史

1993年5月11日に、県道会津若松裏磐梯線が主要地方道として指定され、現在の路線名が認定されました。

路線状況

本路線は、磐梯山を越えて国道459号と合流し、重複区間として桧原湖の南岸から西岸に沿って進みます。道の駅裏磐梯付近で国道459号から分岐し、桧原湖西岸を北上。終点では福島県道2号米沢猪苗代線と接続し、桧原湖周回道路を形成します。

磐梯山ゴールドライン区間は、2013年に無料化された山岳ワインディングロードで、磐梯吾妻スカイラインや磐梯吾妻レークラインと並び、絶景のドライブ・ツーリングルートとして人気があります。ただし、この区間は冬季閉鎖され、11月上旬から翌年4月下旬までは通行止めとなります。

別名・通称

小田橋通り：会津若松市街地東部を走る区間を指し、沿線には商業施設が立ち並びます。
千石通り：会津若松市市街地では千石通り、千石バイパスと呼ばれ、多くの商業施設が並びます。

ルート詳細

会津若松市北部 - 耶麻郡磐梯町

会津若松市北部（一箕町、河東町）では、国道49号（滝沢バイパス）との重複区間を経て、松長団地北側を通過し、再び国道49号との重複区間となります。その後、磐梯河東インターチェンジを経て日橋川を渡り、磐梯町に至ります。磐梯町内では、福島県道7号猪苗代塩川線と重複します。

磐梯山ゴールドライン

磐梯町から北塩原村にかけての区間は、磐梯山ゴールドラインとして知られています。かつては有料道路でしたが、2013年7月25日に無料開放されました。

バイパス・改良

桧原2工区

全長1200mのバイパスで、2014年4月22日に全線開通しました。桧原湖西岸部の幅員狭小、急カーブ、冬季閉鎖を解消するために建設され、事業費は約34億円でした。

重用路線

国道49号（会津若松市一箕町大字亀賀字郷之原（郷之原交差点） - 同市一箕町大字鶴賀字船ケ森東（松窪入口交差点））
国道49号（会津若松市河東町八田字八田野 - 同市河東町八田字上糠塚甲）
福島県道7号猪苗代塩川線（耶麻郡磐梯町磐梯字口明石 - 同郡同町磐梯字山道）
国道459号（耶麻郡北塩原村桧原 - 同郡同村桧原字南黄連沢山）

冬期交通不能区間

耶麻郡磐梯町更科字内山 - 同郡同町更科字清水平（延長1.8 km）
耶麻郡磐梯町更科字馬洗場 - 同郡北塩原村桧原字湯平山（延長13.6 km）

道路施設

トンネル

川曽根山トンネル
野鳥の森トンネル
桧原トンネル

橋梁

不動川橋
松永橋
新日橋川橋
桧原南橋（檜原湖）
桧原大橋（桧原湖）
野鳥の森橋
大川入橋
吾妻川橋

地理

福島県の会津地方、磐梯山の西側を南北に縦断し、標高1194メートルの八方台をピークに、表磐梯と裏磐梯を結んでいます。裏磐梯では桧原湖の西湖岸に沿って走り、桧原湖の北端まで続いています。磐梯山ゴールドライン区間は、高地の森林地帯を走り、秋には紅葉の名所となります。沿線の展望台からは、裏磐梯の爆裂火口や猪苗代湖を望むことができます。表磐梯では、星野リゾートのスキー場「アルツ磐梯」のゲレンデを通過します。

通過する自治体

福島県
会津若松市
耶麻郡磐梯町
* 耶麻郡北塩原村

周辺施設

沿線には、あいづ総合運動公園、あいづ球場、会津若松市立城南小学校、小田山、会津若松市立一箕小学校、福島県立会津学鳳中学校・高等学校、会津大塚山古墳、会津中央病院、会津大学、会津若松市公設地方卸売市場、七曲山、松長団地、磐梯ふるさとの森公園、道の駅ばんだい、榮川酒造、磐梯山、アルツ磐梯スキー場、桧原湖、道の駅裏磐梯、檜原郵便局などがあります。

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