福島県道66号小名浜小野線

福島県道66号小名浜小野線

福島県道66号小名浜小野線は、福島県いわき市小名浜を起点とし、田村郡小野町に至る、全長約60kmの主要地方道です。この路線は、阿武隈高地を縦断する形で、磐越自動車道と並行する区間も含まれています。路線の約3分の1は他の道路と重複しており、実際の単独区間は約41kmです。この道路は、地域住民の生活を支える重要な役割を果たしています。

概要

起点の小名浜地区から国道6号までの区間は片側2車線で整備されていますが、国道49号との分岐以降はセンターラインのない区間も存在します。このため、運転の際には注意が必要です。

この道路は、いわき市と小野町を結ぶ主要なルートとして、地域間の移動を円滑にする役割を担っています。特に、いわき市三和町合戸では、いわき三和インターチェンジ(IC)と接続しており、高速道路へのアクセスも容易です。

路線データ

起点：いわき市小名浜下神白字林崎（福島県道15号小名浜四倉線交点）
終点：田村郡小野町小野新町字仲町（福島県道19号船引大越小野線等交点）
総延長：60.326 km
重用延長：19.368 km
実延長：40.958 km

歴史

1993年（平成5年）5月11日：建設省により、県道内郷小野線・県道磐城常磐線が小名浜小野線として主要地方道に指定されました。
1994年（平成6年）4月1日：福島県によって現在の路線が県道として認定されました。
2018年（平成30年）4月1日：国道6号常磐バイパスの移管に伴い、小名浜住吉交差点から常磐下船尾交差点までの区間が当路線の単独区間となりました。

路線状況

重複区間

福島県道20号いわき上三坂小野線（いわき市常磐下船尾町字古内 - 同市内郷綴町字一之坪）
国道49号（いわき市好間町大利字大利前 - 同市三和町合戸字内畑）
福島県道135号三株下市萱小川線（いわき市三和町下永井字峰岸 - 同市三和町上永井字永井坂）
福島県道358号川前停車場上三坂線（いわき市三和町下三坂字家ノ前地内）
福島県道41号小野四倉線（田村郡小野町夏井字石ノ平 - 同郡同町小野新町字中通）
福島県道286号鴇子夏井停車場線（田村郡小野町夏井字町屋 - 同郡同町夏井字太子堂）
福島県道13号小野田母神線（田村郡小野町小野新町横町 - 同郡同町小野新町字仲町（終点））

バイパス

住吉工区：1997年7月4日に開通。小名浜岡小名から小名浜住吉を結び、市街地の渋滞緩和に貢献しています。このバイパスの整備により、小名浜港から市街地を迂回し、常磐バイパスへとスムーズにアクセスできるようになりました。

道路施設

トンネル

岡小名トンネル：全長142.6m。1997年6月に竣工。
相子島トンネル：上り線348.752m、下り線346.0m。1997年3月に竣工。

橋梁

内郷跨線橋：全長46.7m。1959年竣工。JR常磐線を渡ります。
いわき水石トンネル(国道49号重用区間):全長37.7m。2001年度に竣工。二級水系夏井川水系小玉川を渡ります。
田尻橋：全長44.4m。1999年度に竣工。二級水系夏井川水系小玉川を渡ります。

異常気象時通行規制区間

いわき市三和町上永井 - 同町大字差塩の区間（4.4km）：落石の危険があるため、連続雨量120mmで通行止めとなります。

地理

通過する自治体

福島県
いわき市
田村郡小野町

交差する道路

いわき市内
福島県道15号小名浜四倉線
福島県道26号小名浜平線
国道6号常磐バイパス
福島県道20号いわき上三坂小野線
福島県道48号江名常磐線
福島県道14号いわき石川線
国道49号
福島県道133号赤井停車場線
磐越自動車道
福島県道135号三株下市萱小川線
福島県道358号川前停車場上三坂線

小野町内
福島県道41号小野四倉線
福島県道286号鴇子夏井停車場線
福島県道13号小野田母神線
福島県道19号船引大越小野線
福島県道65号小野郡山線

沿線施設

小名浜生協病院
福島県警察いわき東警察署
常磐下船尾郵便局
JR常磐線湯本駅
いわき市石炭・化石館
国土交通省東北運輸局福島運輸支局いわき自動車検査登録事務所
いわき市立内郷第三中学校
好間川
大利簡易郵便局
いわき市立好間第四小学校
合戸郵便局
JR磐越東線
夏井駅
小野新町駅
リカちゃんキャッスル




この道路は、地域の経済活動や住民の生活に不可欠なインフラであり、安全で快適な道路環境の維持が求められています。

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