秋田市立山王中学校

秋田市立山王中学校

秋田市立山王中学校は、秋田県秋田市山王三丁目に位置する公立中学校です。県庁にほど近い場所に位置し、地域に根ざした教育活動を展開しています。

概要

1953年、秋田市立高陽中学校と秋田市立成和中学校が統合され、山王中学校として新たに設立されました。終戦後、秋田市中心部に分散して設置されていた中学校が再編され、現在の形に至ります。泰平中学校、久保田中学校、手形中学校が再編されて秋田南中学校と秋田東中学校となり、高陽中学校と成和中学校が統合されて山王中学校となりました。

特筆すべき点として、成和中学校に関する記録は少なく、所在地や学区、存在した事実さえもほとんど残っていません。山王中学校の公式サイトにも統合の事実が記載されているのみで、その歴史を知る人は限られています。

沿革

1953年4月6日 - 開校。
1953年5月 - 校章制定。
1956年 - 校歌制定。
1962年 - 生徒数が東北地方で最多の2704人に達する。
1963年11月14日 - 創立10周年記念式典挙行。
1965年1月11日 - 校舎焼失。生徒たちは近隣の小学校や高校で授業を受ける。
1967年4月14日 - 新校舎竣工式挙行。
1970年 - 吹奏楽部が全日本吹奏楽コンクールで初の金賞を受賞。
1974年 - 初めて竿燈まつりに参加。
1981年4月1日 - 泉中学校と分離。
1993年11月6日 - 創立40周年記念式典挙行。
2000年4月1日 - ブレザー型新制服採用。
2003年2月25日 - 学校創立50周年記念式典挙行。
2004年 - 新校舎竣工。
2013年11月2日 - 創立60周年記念式典挙行。
2015年1月5日 - コンピュータ室のパソコンをタブレット端末へ切替。
2021年3月12日 - GIGAスクール環境整備完了。

部活動

山王中学校では、様々な部活動が活発に行われています。

運動部：陸上競技部、野球部、サッカー部、バレー部、ソフトテニス部、ソフトボール部、バスケットボール部、卓球部、バトン部、水泳部、剣道部、柔道部
文化部：美術部、放送部、科学部、吹奏楽部

吹奏楽部

山王中学校の吹奏楽部は、特に輝かしい実績を誇ります。1962年に全日本吹奏楽コンクールに初出場して以来、数多くの全国大会に出場し、金賞を15回受賞しています。初代顧問であった木内博氏の功績を称え、秋田県の音楽発展に貢献した人物に贈られる『木内音楽賞』が創設されました。

所在地と周辺環境

〒010-0951 秋田県秋田市山王三丁目1番24号

秋田市の中心部に位置し、秋田県庁第二庁舎や秋田県庁舎（本庁舎）が近隣にあります。

面積と生徒数

校地面積：18,520平方メートル
校舎面積：7,185平方メートル

1962年には、生徒数が東北地方で最多の2,704人に達しました。

主な学区

秋田市立川尻小学校学区
秋田市立旭北小学校学区
秋田市立保戸野小学校学区の一部
秋田市立旭南小学校学区の一部

著名な卒業生

山王中学校は、各界で活躍する多くの著名な卒業生を輩出しています。

山田透 - アナウンサー（元RFラジオ日本・ニッポン放送。現フリー）
長崎宏子 - 水泳選手、ロサンゼルスオリンピック、ソウルオリンピック日本代表
石山泰稚 - プロ野球選手、東京ヤクルトスワローズ投手
齋藤正直 - 専修大学硬式野球部監督、川崎製鉄千葉元監督
杉本天昇 - バスケットボール選手
鈴木健児 - サッカー選手
佐川聖二 - クラリネット奏者

関連項目

秋田市立体育館 - 旧体育館は当初、山王中学校の体育館という名目で建設された。
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