秋田県道66号十二所花輪大湯線

秋田県道66号十二所花輪大湯線は、秋田県大館市と鹿角市を結ぶ主要地方道であり、地域の歴史、文化、自然を結ぶ重要な役割を担っています。

概要

当県道は、大館市十二所を起点とし、鹿角市十和田大湯を終点とする全長約30kmの路線です。起点は国道103号大館バイパスに接続し、そこから南下して山間部へと入ります。沿線には史跡 尾去沢鉱山があり、歴史を感じさせる景観が広がります。鉱山を過ぎると道は平坦になり、米代川やJR花輪線を越え、鹿角市花輪へと至ります。

花輪市街地では、国道282号と並行しながら北上し、市街地を抜けると進路を北東に変えます。東北自動車道を立体交差した後、世界遺産である大湯環状列石の近くを通過し、再び国道103号に合流して終点となります。

特に、大湯環状列石は縄文時代の遺跡であり、2021年に世界遺産に登録されたことを機に、遺跡を迂回するルートの検討が進められています。これにより、遺跡の保存と観光の促進が両立されることが期待されます。

路線データ

総延長：30.135 km
実延長：30.115 km
起点：秋田県大館市十二所字折橋196番1（国道103号交点）
終点：秋田県鹿角市十和田大湯字上の湯27番7（国道103号交点）
未供用区間：なし

歴史

1993年（平成5年）5月11日：主要地方道に指定
1994年（平成6年）4月1日：秋田県道として認定
2002年（平成14年）1月8日：鹿角市花輪の一部区間が供用開始
2011年（平成23年）12月20日：鹿角市尾去沢の一部区間が供用開始
2012年（平成24年）6月5日：鹿角市花輪の一部区間が供用開始

路線状況

冬期閉鎖区間：なし
交通不能区間：なし

道路施設

道の駅かづの：鹿角市花輪に位置し、国道282号沿いにあります。観光情報の発信や特産品の販売などが行われています。

地理

通過する自治体は大館市と鹿角市です。

沿線の施設

史跡 尾去沢鉱山：かつて鉱山として栄えた場所で、現在は観光施設として公開されています。
尾去沢郵便局
鹿角市立尾去沢中学校
関善賑わい屋敷
東北銀行鹿角支店
花輪郵便局
JR東日本 花輪線 鹿角花輪駅
秋田銀行花輪支店
北日本銀行鹿角支店
北都銀行鹿角支店
鹿角市役所・花輪支所
鹿角市立花輪中学校
いとく鹿角ショッピングセンター
かづの農業協同組合柴平支所
大湯環状列石：縄文時代の環状列石で、国の特別史跡に指定されています。
* 大湯温泉：歴史ある温泉地で、湯治や観光に訪れる人が多いです。

秋田県道66号十二所花輪大湯線は、沿線の豊かな自然や歴史的な観光スポットを結び、地域住民の生活を支えるとともに、観光客にとっても魅力的なルートとなっています。

また、花輪ばやしは、この県道の一部である花輪商店街通りを舞台に行われる祭りで、地域の伝統文化を今に伝える重要なイベントです。

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