稲葉ともか

稲葉ともか: 日本の女子プロレスラー

稲葉ともか（いなば ともか、2002年7月24日生まれ）は、日本の女子プロレス界で活躍する若手選手です。彼女はそのキャリアを通じて、多くのファンに支持されており、特有の技やパフォーマンスで知られています。以下では、彼女の来歴や得意技、タイトル歴について詳しく見ていきます。

来歴

稲葉ともかは、愛知県に生まれ、父親が空手道場を運営している影響で、3歳から空手を学び始めました。また、誠心会館の青柳政司館長の道場にも通い、さらなる修練を積んでいます。彼女のプロレスとの出会いは8歳の時で、家族旅行で沖縄に訪れた際に観戦した沖縄プロレスがきっかけでした。その際、彼女の母親もプロレスファンであり、母親の影響も大きかったと言えます。

母親はプロレスラーに憧れ、入門テストを受けるところまで行きましたが、交通事故に遭い、残念ながら夢を断念せざるを得ませんでした。それでも母親と共にプロレスを観戦し続けたことで、稲葉ともかは鈴木みのるのファンとなり、アパレルショップ「パイルドライバー」への訪問も増えていきます。

彼女は中学を卒業すると、練習生としてKAIENTAI-DOJOに入団しますが、交通事故によるケガで一時退団してしまいます。しかし、彼女はプロレスラーになる夢を諦められず、リハビリを続けながら、K-DOJOを退職したTAKAみちのくからの声に応じてJUST TAP OUTに入団しました。

2019年7月8日、後楽園ホールで行われた大会で安納サオリ、日向小陽、rhythmとの試合においてデビューを果たしました。この試合では、ジュリアと米山香織とのタッグを組み、プロレスの舞台に立つこととなります。デビュー後も、彼女は積極的に試合に出場し、2022年3月11日には、品川インターシティホールで行われたスターダムの若手大会『NEW BLOOD 1』に参戦し、Aoiとタッグを組んで対戦しました。

その後も、6月16日にセンダイガールズ新木場大会にて、KAIENTAI-DOJOの練習生時代の先輩との初タッグを結成するなど、着実にステップを踏んでいます。また、9月12日にはタカタイチデスペマニア代々木大会でも試合を行い、さらなる経験を積むことでスキルを向上させています。

2023年3月3日、稲葉ともかの実妹である稲葉あずさがJUST TAP OUTからデビューを果たしました。これにより、姉妹でプロレス界に新たに名を刻んでいくこととなります。

得意技

稲葉ともかの技はその多様性と独自性で知られています。以下は彼女の代表的な技のいくつかです。

• - 一撃必殺ともか蹴り: 座った相手に向かって「一撃必殺！」と叫び、ロープに向かって戻り、相手の正面で入れる回し蹴り。
• - 一撃必殺ともか蹴り・改: 構えを取り、「一撃必殺！」と叫びながら放つジャンピングハイキック。
• - ともか心拳（しんけん）: 胸への正拳突きによる攻撃。
• - ともか刀（とう）: 頭部に対する手刀技。
• - 稲葉落とし: 変形みちのくドライバーIIで、TAKAみちのくの許可は得ていないとされています。

タイトル歴

稲葉ともかは、さまざまなタイトルを獲得してきました。特に、プロフェッショナルレスリングJUST TAP OUTでは、QUEEN of JTOの第2代、4代、7代選手に輝きました。また、センダイガールズプロレスリングでも第8代ジュニアチャンピオンの称号を持っています。

入場曲

彼女の入場曲は「KARATE GIRL」であり、観客の期待を一層高める存在となっています。

稲葉ともかは、これからの日本の女子プロレスシーンにおいてさらに大きな影響を与えることでしょう。彼女の活躍から目が離せません。

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