穴太駅 (滋賀県)

穴太駅

滋賀県大津市穴太二丁目に位置する、京阪電気鉄道石山坂本線にある穴太駅は、OT19の駅番号で知られています。歴史あるこの駅は、1927年5月15日、琵琶湖鉄道汽船山上ー松ノ馬場間の開通と同時に開業しました。その後、幾多の合併を経て、現在の京阪電気鉄道の一員となりました。

歴史の軌跡

開業以来、穴太駅は幾度かの変化を遂げてきました。1929年には京阪電気鉄道に、1943年には京阪神急行電鉄（現・阪急電鉄）に合併。第二次世界大戦中の1945年には、金属供出の影響で坂本方面との区間が単線化され、さらに輸送混乱を避けるため営業を一時休止しました。戦後の1946年に営業を再開すると、1947年には滋賀里駅との区間が再び複線化されました。1949年には京阪電気鉄道に戻り、1967年には構内安全側線が完成。そして、1997年には坂本方面との区間が再び複線化されるなど、利用者の利便性向上のための改修が重ねられてきました。

駅の構造

穴太駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。終日無人駅であり、駅舎は存在せず、ホームに直接アクセスする構造となっています。ホームへの出入口は、石山寺方面行ホーム中央と、坂本方面行ホームの坂本寄り側に設置されています。両ホームは、坂本寄りの構内踏切で連絡しており、PiTaPa、ICOCAなどのICカードも利用可能です。ホーム有効長は2両分となっています。

周辺環境

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アニメとの関わり

穴太駅は、京都アニメーション制作のアニメ『中二病でも恋がしたい!』において、主人公が通う高校の最寄り駅である架空の「六大駅」のモデルとして使用されています。このことが、穴太駅の知名度向上に貢献していると言えるでしょう。

隣の駅

かつては、滋賀里駅と穴太駅の間に水耕農場前駅が存在していましたが、1974年に廃止されています。

まとめ

穴太駅は、長い歴史と幾多の変遷を経て現在に至る、京阪電気鉄道石山坂本線に沿う重要な駅です。無人駅でありながら、アニメ作品との繋がりや、地域住民の生活を支える役割を担い続けています。これからも、地域の交通を支える存在として、その役割を果たしていくことでしょう。

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