立命館大学経営学部

立命館大学経営学部

立命館大学経営学部（College of Business Administration）は、学校法人立命館が設置する立命館大学の学部の一つです。同学部には、大学院課程として経営学研究科も併設されています。

本学部が位置するのは、立命館大学の大阪いばらきキャンパス（OIC）です。同じキャンパス内には、政策科学部、総合心理学部、グローバル教養学部も設置されています。

沿革

立命館大学経営学部は、高度経済成長期の渦中である1962年に、当時の広小路キャンパスにおいて開設されました。当初は「経済学を基礎とした経営学」を学部理念として掲げていました。その後、時代の変化に対応し、1996年には「ビジネスを発見し、ビジネスを創造する経営学」という新たな理念を打ち立てました。キャンパスも複数回移転しており、1965年には衣笠キャンパスへ、1998年にはびわこ・くさつキャンパス（BKC）へと移りました。2006年にはグローバル化の進展を見据え、国際経営学科を新設。そして2015年、現在の大阪いばらきキャンパス（OIC）への移転を果たし、現在に至ります。

教育の特徴とカリキュラム

立命館大学経営学部では、少人数による4年間のゼミ活動を教育の核として重視しています。専門教育カリキュラムは、学生が経営学を体系的に学べるよう設計されており、まず入門科目で基礎を固め、次に学科・コースの基礎科目を学びます。その上で、国際経営、組織、戦略、マーケティング、会計・ファイナンスといった主要な展開科目を深く掘り下げていきます。

経営学科には、学生の興味や将来のキャリアパスに応じた4つの専門コースが用意されています。

組織コース
戦略コース
マーケティングコース
会計・ファイナンスコース

これらのコースを通じて、学生は特定の分野における専門知識と応用力を修得します。

一方、国際経営学科は、グローバルな舞台で活躍できる人材育成を目指しています。特に英語力向上に重点を置いており、1年次には英語の4技能（聞く、話す、読む、書く）の習得を目指します。2年次以降は、海外留学に備えるためのアカデミック英語と、国際ビジネスシーンで通用するビジネス英語を学びます。また、経営学分野の科目についても、英語で行われる講義が数多く提供されています。

会計キャリアプログラムは、公認会計士、税理士、米国公認会計士（USCPA）などの会計専門職を目指す学生や、企業の経理・財務部門、IR部門、あるいはコンサルティングファームでの活躍を目指す学生、さらには将来的にCFO（最高財務責任者）を志す学生のために設けられています。このプログラムでは、これらのキャリアを実現するための高度で専門的な授業が開講されています。

なお、2022年度からは、卒業要件として卒業論文またはビジネスレポートの作成が課されています。

学部・学科構成と定員

経営学部
経営学科
国際経営学科

学部全体の入学定員は825名です。

キャンパス情報とアクセス

立命館大学経営学部の所在地は、大阪府茨木市岩倉町2-150にある大阪いばらきキャンパス（OIC）です。主要駅からのアクセスは以下の通りです。

JR「茨木駅」から徒歩約5分
阪急電鉄「南茨木駅」から徒歩約10分
大阪モノレール「宇野辺駅」から徒歩約7分

著名な出身者

立命館大学経営学部は、政界、経済界、研究教育分野、芸能界、スポーツ界など、多岐にわたる分野で活躍する卒業生を多数輩出しています。主な出身者（在籍者を含む）には以下のような方々がいます。

政治: 山名靖英（元総務大臣政務官）、長尾敬（衆議院議員）、隈元新（伊佐市長）、冨田裕樹（元池田市長）など。
経済: 味澤将宏（フェイスブック日本法人元代表）、垣内俊哉（ミライロ創業者）、分林保弘（日本M&Aセンター創業者）など。
研究: 石崎祥之（観光学）、上總康行（会計学）、にしゃんた（社会学）、山口憲（能装束研究）など。
芸能: 桂塩鯛（落語家）、横山プリン（タレント）、伊丹章（タレント）、岡村隆史（お笑いタレント、中退）、佐々木梅治（俳優）など。
アナウンサー: 久保さち子（岡山放送）、竹内優美（フリーアナウンサー）など。
スポーツ: 長谷川滋利（野球）、林忠良（野球審判）、永井奈都（ゴルフ）、木下典明（アメリカンフットボール）、米田容子・北尾佳奈子・藤井来夏（シンクロナイズドスイミング）、寺地永（ボクシング）など。
* その他: 白井寿昭（競馬評論家）、長艸敏明（刺繍作家）、野口恒治（チェスプレイヤー）、中瀬桃太郎（YouTuber）など。

（注：リストは代表的な出身者の一部であり、全ての著名な卒業生を網羅するものではありません。）

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