立子山

立子山（たつごやま）

立子山は福島県福島市に位置する大字で、郵便番号は960-1321です。この地域は、福島市の南東部に広がっており、自然に恵まれた環境が特徴的です。立子山は、北西に渡利、北東に大波、東に飯野町青木、南に飯野町明治、西に松川町金沢、松川町浅川、田沢と、それぞれ隣接しています。また、飯野町青木には飛地が3か所あることも特筆すべき点です。

地理

立子山は1955年に福島市に編入された立子山村域が基になっています。この地域は阿武隈川の右岸および支流の立田川流域に広がる平地が広がり、農地が豊かです。集落は点在し、周囲には広大な山林が広がっています。地域の治安を守るため、上町には福島警察署が、松川町浅川には福島南消防署がそれぞれ設置されています。

河川

立子山周辺の河川としては、主に阿武隈川、立田川、そして入川が流れています。これらの河川は地域の自然環境を形成する重要な要素となっています。

歴史

立子山の歴史は1889年（明治22年）にさかのぼります。この年、町村制が施行され、信夫郡立木村が立子山村と青木村の区域を以って発足しました。その後、1893年（明治26年）には立木村が廃止され、大字立子山が立子山村、大字青木が青木村として独立しました。

1955年7月10日には、立子山村が福島市に編入され、全域が立子山として福島市の一部となりました。しかし、2022年3月31日には福島市立立子山中学校が児童数減少により、渡利中学校に統合されて廃校となりました。

世帯数と人口

立子山の世帯数と人口は2022年3月31日時点での最新情報として、地域の重要な指標となっています。また、福島市の小学校及び中学校の学区も同様に重要な情報です。

交通

立子山には鉄道施設は存在しませんが、主要な道路が通過しており、交通の便は良好です。以下の道路が地域内を通っています：

• - 国道114号
• - 福島県道40号飯野三春石川線
• - 福島県道51号霊山松川線
• - 福島県道306号大沢広表線
• - 福島市道49号金沢立子山線

さらに、福島交通の路線バスが運行されており、福島駅方面へは春田経由のバスなどが利用可能です。バスを利用すれば、周辺の町や市へもアクセスしやすくなっています。

施設

立子山には、福島市役所立子山支所や福島市立立子山小学校、福島市社会教育館立子山自然の家、立子山郵便局、東北電力蓬莱発電所などが存在し、地域の中心的な役割を果たしています。また、歴史ある篠葉沢稲荷神社や日蓮宗一円寺などもあり、地域の文化と伝統を感じることができます。

立子山は、自然と歴史が共存する魅力的な地域であり、福島市の一部として地域の発展を続けています。

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