立田将太

立田将太の野球人生

立田将太（たつた しょうた）は、1996年6月4日生まれで、奈良県北葛城郡河合町にルーツを持つ元プロ野球選手です。彼は投手としての才能を早くから発揮し、右投右打のスタイルで注目を浴びてきました。

経歴

プロ入り前

立田の野球キャリアは、河合第一小学校に在籍していた1年生の時に始まりました。彼は「栗の子少年野球」に参加し、5年生からは「河合フレンズ」でプレーしました。6年生の時には全国大会での優勝も経験しました。次に入った河合第一中学校では「葛城JFKボーイズ」に所属し、2年生で全国優勝を成し遂げました。3年生のときには、メキシコで開催された第15回AA世界野球選手権大会の日本代表に選出され、抑え投手として最優秀防御率を獲得しました。

大和広陵高校に進学した立田は、1年生の秋に早くもベンチ入りし、エース兼4番打者を務めました。2年生の春には選抜大会の1回戦で先発し、2失点ながらも試合に臨みました。夏の甲子園では、公式戦初本塁打を放つなど、印象深い活躍を見せました。3年生の際の甲子園では智弁学園との対戦で自身初の2桁失点を喫しましたが、そのバッティング能力は光っていました。高校時代には向谷拓巳とバッテリーを組みました。

2014年10月には北海道日本ハムファイターズにおいて6巡目で指名され、契約金2000万円、年俸480万円で入団しました。

日本ハム時代

入団から4年目の2018年、立田は二軍で55試合に登板し、10月2日に埼玉西武ライオンズ戦でプロ初登板を果たしました。1回を完璧に抑え、その後も二軍で活躍を続けましたが、2019年には二年連続で一軍出場なしの状態が続き、10月1日に戦力外通告を受けました。トライアウトでは他球団からの注目を浴び、ノーヒットに抑える結果を残しました。

日本ハム退団後

退団後、立田は社会人野球・JR北海道硬式野球クラブへの入団が発表されました。彼は地元でプレーすることは避け、より新しい挑戦を選びました。2020年からはJR北海道で働き始め、案内業務などにも携わりながら選手としてのキャリアを続けました。

2023年限りで現役を引退し、JR北海道を退社。その後、古巣である日本ハムファイターズに戻り、球団職員としてチーム管理部の役職に就くこととなります。

選手としての特徴

立田はスタイリッシュでバランスの取れた投球フォームを持ち、直球の最速は149km/hとされています。スライダーやカーブ、チェンジアップなど、巧妙に使い分ける投球術を駆使します。彼の野球に対する姿勢は非常に真摯で、小学生の頃からプロを目指して努力してきました。

高校時代には大会での投球を恐れず、自分の身体の健康を優先した考え方を持っていました。これには賛否がありましたが、スカウトたちからはその姿勢が評価され、ドラフト指名に至ったのです。

結論

立田将太は、若い頃からの夢を実現させた上で、現役を退いた後には新たな道へ進みました。彼の経験は、野球界におけるキャリア形成の一環として、多くの後輩たちにとっても価値ある教訓となるでしょう。

もう一度検索