竜島温泉せせらぎの湯

竜島温泉せせらぎの湯について

竜島温泉せせらぎの湯は、長野県松本市波田に位置する日帰り温泉施設で、地元では「松本市竜島温泉施設」として知られています。株式会社奥原造園が指定管理者として運営しており、地域の方々に親しまれています。

泉質

竜島温泉の泉質は、pH9.1～9.2のアルカリ性単純温泉です。源泉温度は40.3℃で、無色透明、わずかに苦味と硫黄の風味があるのが特徴です。地下420メートルから動力揚湯しています。この温泉は、以下のような効能が期待できます。

適応症（浴用）
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩
運動麻痺、関節のこわばり
うちみ、くじき
慢性消化器病、痔疾
冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

ただし、以下の場合は入浴を控えるようにしてください。

禁忌症（浴用）
急性疾患（特に熱のある場合）
活動性の結核、悪性腫瘍
重い心臓病、呼吸不全、腎不全
出血性疾患、高度の貧血
その他一般に病勢進行中の疾患
妊娠中（特に初期と末期）

歴史

1997年、地下1,336.5メートルまでボーリングを行い温泉を掘り当てました。2000年5月には、当時の波田町が町営の温泉施設として開業しました。2003年には年間約11万2,000人の利用がありましたが、その後、競合施設の増加やガソリン価格の高騰により利用客数が減少しました。そのため、サービスデーやスタンプカード導入などの対策が講じられました。2017年以降、施設内や庭園、遊歩道がリニューアルされ、園芸やペン習字、健康維持を目的とした文化講座も開講されました。また、2019年5月には、オーストリア製のウッドチップボイラーを導入し、灯油使用量の削減と林業活性化に取り組んでいます。2019年以降は、新型コロナウイルス感染症の影響で入館者数の制限などの感染症対策を行っています。詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。

交通アクセス

公共交通機関: アルピコ交通上高地線新島々駅からタクシーで約10分。
自家用自動車: 長野自動車道松本インターチェンジから約20キロメートル、車で約30分。50台分の駐車場があります。

関連情報

参考文献:
原山智、大塚勉、酒井潤一、小坂共栄、駒澤正夫『松本地域の地質』産業技術総合研究所 地質調査総合センター、2009年。
https://www.gsj.jp/data/50KGM/PDF/GSJ_MAP_G050_10046_2009_D.pdf
関連項目:
波田堰
稲核ダム
クトナホラ石
バイオマス
外部リンク:
公式ウェブサイト
* 竜島温泉せせらぎの湯【公式】 (@ryushima_ssrg) - X（旧Twitter）

竜島温泉せせらぎの湯は、温泉だけでなく、地域文化や環境への貢献も目指している施設です。ぜひ一度訪れて、その魅力を体験してみてください。

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