笑・神・降・臨

『笑・神・降・臨』（しょうしんこうりん）は、2008年から2013年までNHK総合テレビで不定期に放送されていたお笑い演芸ネタ見せ番組です。

番組概要

この番組の最大の特徴は、毎回1組の芸人が29分間という時間を使い、渾身のネタをじっくりと見せるという点です。この29分間の使い方は芸人に完全に委ねられており、披露するネタの種類や形式に制限は一切ありません。芸人は、それぞれの個性や創造性を活かし、自由に表現することができます。番組冒頭には「世相に流されない真のお笑いファンに捧ぐ…」というテロップが表示され、番組のコンセプトを明確に示しています。

番組の歴史

番組は、2008年7月12日にパイロット版が『番組たまご』枠で放送されたことから始まりました。このパイロット版に出演したのはバナナマンで、彼らは『爆笑オンエアバトル』時代からお世話になっているスタッフから「長尺のネタをやりましょう」とオファーを受けたことが出演のきっかけだったと語っています。バナナマンは、この番組の反響が非常に大きかったと、自身のラジオ番組で述べています。

パイロット版の好評を受け、2009年4・5月にはレギュラー放送が開始されました。この第1シリーズは2ヶ月で終了しましたが、視聴者からの反響が大きく、同年10・11月には第2シリーズが放送されました。その後も、2010年4月から2011年3月まで月1回のペースで第3シリーズが放送され、2011年7月からは第4シリーズ、そして2012年4月からは月1回の放送（8月と1月は休止）として第5シリーズが放送されました。しかし、第5シリーズの最終回放送後、番組公式サイトで一旦終了することが発表されました。

出演芸人について

この番組に出演した芸人の多くは、いわゆる「お笑い第五世代」に属しており、そのほとんどが『爆笑オンエアバトル』にも出場経験を持っています。ただし、サンドウィッチマンは、この世代の芸人の中では唯一『爆笑オンエアバトル』への出場経験がありません。

番組出演者の名前の前には、プラチナバトラー（◎）やゴールドバトラー（○）の記号が表示されています。

放送リスト

番組の放送リストは以下の通りです。

パイロット版
第1シリーズ
第2シリーズ
第3シリーズ
第4シリーズ
第5シリーズ

当初、第1シリーズは3月30日から放送開始予定でしたが、NHKの予算審議のため1週間延期となりました。また、各シリーズの放送スケジュールは、ウィンブルドン選手権、ロンドンオリンピック中継、新春特別編成、NHKテレビ開局60年特番などにより、変更や休止になる場合がありました。

ナレーション

番組のナレーションは、パイロット版では次長課長が担当しましたが、それ以降は、全シリーズを通して佐藤賢治が担当しました。

関連番組

番組の関連番組としては、以下のものがあります。

演芸図鑑 - 一部スタッフが共通しています。
爆笑オンエアバトル／オンバト+ - 兄弟番組として、お互いの公式サイトにリンクバナーが張られています。

まとめ

『笑・神・降・臨』は、芸人が自由にネタを披露できるという斬新な形式が特徴的なお笑い番組でした。その形式は、芸人の個性を最大限に引き出し、視聴者に新たな笑いを届けました。番組は、お笑いファンからの支持も高く、その独特な雰囲気は、今もなお語り継がれています。

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