笑内駅

笑内駅（おかしないえき）は、秋田県北秋田市阿仁笑内字笑内にある秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の駅です。ひっそりとした佇まいの無人駅で、周辺の豊かな自然が訪れる人々を温かく迎え入れます。

駅名の由来は、アイヌ語の「オ・カシ・ナイ」（川下に小屋のある川）からきています。この地が古くから人々の生活の場であったことを物語っています。

歴史

1963年（昭和38年）10月15日：国鉄阿仁合線の駅として、北秋田郡阿仁町に開業しました。
1986年（昭和61年）11月1日：秋田内陸縦貫鉄道に転換され、現在に至ります。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅です。駅舎はありませんが、雨風をしのげる待合所が設置されています。

利用状況

無人駅であるため、利用者は地元住民や観光客が中心です。

駅周辺

駅周辺には店舗などはなく、自然が色濃く残っています。

阿仁川: 澄んだ流れが美しい阿仁川は、釣りや川遊びスポットとして親しまれています。
国道105号: 駅のすぐそばを国道105号が通っており、車でのアクセスも可能です。
根子トンネル: 根子集落へのアクセスを短縮するトンネルです。
根子集落: 源平合戦の落人が開いたとされる歴史ある集落で、「マタギ発祥の地」として知られています。映画監督の山田洋次が選定委員長を務めた「にほんの里100選」にも選ばれました。伝統芸能である「根子番楽」は、国の重要無形民俗文化財に指定されており、勇壮な武士の舞が奉納されます。

隣の駅

秋田内陸縦貫鉄道

■秋田内陸線

□快速（上り列車のみ停車）
■普通

萱草駅 - 笑内駅 - 岩野目駅

笑内駅は、日常の喧騒から離れ、静かな時間を過ごしたい方におすすめの駅です。周辺の自然や歴史に触れながら、心身ともにリフレッシュできるでしょう。特に、根子集落は訪れる価値のある場所です。日本の原風景が残るこの地で、伝統文化に触れ、心豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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