第11飛行教育団

第11飛行教育団について

第11飛行教育団は、航空自衛隊の航空教育集団隷下の部隊であり、静岡県焼津市の静浜基地に所在しています。この部隊は、将来の航空自衛隊パイロットを育成するための重要な役割を担っています。

教育訓練の内容

第11飛行教育団では、主に以下の教育訓練が行われています。

初級操縦課程: 航空学生や、一般大学・防衛大学校を卒業した操縦学生に対し、航空機の操縦に関する基礎的な知識と技能を習得させる課程です。この課程を修了した学生は、次の段階である基本操縦課程へと進みます。
基地管理業務: 静浜基地の維持・管理に関する業務も担当しており、教育訓練を円滑に進めるための基盤を支えています。

初級操縦課程を修了した学生は、その後の進路として、芦屋基地の第13飛行教育団での「基本操縦前期課程」、または美保基地の第3輸送航空隊での輸送機操縦士育成課程に進みます。

歴史

第11飛行教育団は、その前身である航空自衛隊操縦学校として1954年に浜松基地で発足しました。以下に主な沿革を示します。

1954年7月5日：浜松基地にて航空自衛隊操縦学校が編成され、経験者に対する技量回復教育が開始されました。
1955年11月1日：航空自衛隊操縦学校が航空自衛隊第1操縦学校に改編されました。
1956年3月31日：浜松基地から小月基地へ移動しました。
1959年6月1日：航空自衛隊第1操縦学校が廃止され、飛行教育集団隷下に第11飛行教育団が新編されました。
1964年5月30日：小月基地から現在の静浜基地へ移動しました。
2005年4月7日：練習機T-7の配備が開始されました。
2007年2月22日：練習機T-3が退役しました。

部隊編成

第11飛行教育団は、以下の組織で構成されています。

第11飛行教育団司令部: 部隊全体の指揮・監督を行います。
総務部: 人事、会計、広報などの業務を担当します。
教育部: 教育訓練に関する計画・実施を担当します。
飛行教育群: 実際の教育訓練を行う部隊です。第1飛行教育隊と第2飛行教育隊があります。
整備補給群: 航空機の整備・補給に関する業務を担当します。整備隊と補給隊があります。
基地業務群: 基地の維持管理に関する業務を担当します。飛行場勤務隊、施設隊、通信隊、管理隊、業務隊、会計隊、衛生隊があります。

主要な幹部

主要な幹部については、公式ウェブサイト等でご確認ください。

出典

第11飛行教育団（静浜基地ウェブサイト内）

外部リンク

* 第11飛行教育団（静浜基地ウェブサイト内）

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