第18回全国中等学校ラグビーフットボール大会

1936年 1月、兵庫県西宮市の甲子園南運動場で行われた第18回全国中等学校ラグビーフットボール大会は、旧制中学校、実業学校、そして師範学校を対象とした重要なスポーツイベントです。この大会では、全国各地から選ばれた学校が力を合わせ、ラグビーフットボールの技術とチームワークを競い合いました。

参加チームの概要

大会には様々な学校が参加しましたが、一部の学校は特に際立つ存在でした。以下は主な参加校のリストです。

- 北海道庁立函館商業学校（北海道・実業学校）: 初出場
- 秋田県立秋田工業学校（秋田県・実業学校）: 7年連続7回目
- 成城高等学校尋常科（東京都）: 初出場
- 京都市立第一商業学校（京都府）: 2年ぶり13回目
- 兵庫県立第一神戸中学校（兵庫県）: 4年ぶり5回目
- 天理中学校（奈良県）: 2年連続7回目
- 崇徳中学校（広島県）: 2年連続2回目
- 徳島県脇町中学校（徳島県）: 2年ぶり2回目
- 福岡県立福岡中学校（福岡県）: 4年連続8回目
- 台北州立台北第一中学校（外地）: 3年連続5回目
- 京城師範学校（外地・師範学校）: 7年連続7回目
- 鞍山中学校（外地）: 5年連続5回目

この大会は、地域の代表として参加するチームにとって、大変名誉な機会とされていました。

試合結果

大会の試合は複数のラウンドに分かれて進行しました。ここでは、各ラウンドの結果を簡単にご紹介します。

1回戦

- 神戸一中 17 - 11 京城師範学校
- 秋田工業学校 26 - 6 函館商業学校
- 天理中学校 17 - 0 台北第一中学校
- 脇町中学校 9 - 8 崇徳中学校

2回戦

- 神戸一中 0 - 0 秋田工業学校（抽選で神戸一中が勝ち抜け）
- 京一商業学校 31 - 0 成城尋常学校
- 鞍山中学校 8 - 6 福岡中学校
- 天理中学校 16 - 0 脇町中学校

準決勝

- 神戸一中 9 - 3 京一商業学校
- 鞍山中学校 0 - 9 天理中学校

決勝戦

最後の戦いは、天理中学校と神戸一中との対戦でした。この試合で天理中学校が14 - 5で勝利し、見事に初優勝を果たしました。

結論

第18回全国中等学校ラグビーフットボール大会は、参加した学校の熱い戦いと情熱が凝縮された素晴らしいイベントでした。スポーツを通じて育まれた絆や経験は、選手たちの将来にとっても大切な財産となったことでしょう。ラグビーフットボールの魅力を存分に味わえた大会として、今後も語り継がれていくことでしょう。

また、大会の詳細や歴代優勝校に関する情報は、公式サイトなどで確認できます。

もう一度検索