第2施設群

第2施設群とは

第2施設群は「陸上自衛隊第5施設団」隷下の施設科部隊であり、その本部は福岡県飯塚市の飯塚駐屯地に位置しています。群長は1等陸佐（二）が担当し、群本部、本部管理中隊、そして3つの機能異なる施設中隊から構成されています。この中隊の一つである第368施設中隊は、湯布院駐屯地に配置されています。

この部隊は1954年に発足し、以来様々な役割を持って活動してきました。具体的には、施設器材を駆使して障害物の構成や処理、陣地の構築、さらには渡河作業を行っています。また、国内外の災害派遣や国際貢献活動においてもその存在感を示しています。

沿革

第2施設群の起源は1952年の独立第535施設大隊の編成に始まります。この部隊は当初鹿屋駐屯地に配置され、のちに小郡駐屯地に移転しました。1954年には陸上自衛隊が発足し、独立第535施設大隊は第106施設大隊と改称されます。さらに、同年の9月には第2施設群が新編され、ここに第106施設大隊が統合されました。

1956年には第108施設大隊も新編され、これにより部隊は二つの施設大隊を持つ編成となりました。その後、1961年に第5施設団に編成替えされ、1966年には飯塚駐屯地が新たに開設され、部隊が移動されました。

1973年にはさらに部隊編成が変更され、第106施設大隊と第108施設大隊が廃止されました。その後、飯塚駐屯地に再編成され、新たに第320から322までの施設中隊が編成されるなど、変革を繰り返してきました。2003年には機能別中隊への改編が行われ、新たに第365から367施設中隊と第368施設中隊が新設されました。

部隊の構成と役割

第2施設群は福岡県の広範囲にわたる警備を担当しており、その管轄地域は宗像市、福津市、直方市、宮若市、鞍手郡の4市2町に及びます。特に、災害時には迅速に行動し、被災地の支援を行うことが求められます。これに加えて、国際貢献の一環として海外派遣も行うなど、多岐にわたる役割を持っています。

部隊の組織は、群本部、本部中隊、複数の施設中隊が連携し、緊急事態に対する対応力を高めています。整備や後方支援体制も充実しており、必要な設備や人員を適時適切に派遣する体制が確立されています。

主要な活動

第2施設群は、国内での様々な災害派遣活動において重要な役割を果たしています。最近では、東ティモールへの派遣なども行っており、国際的な活動にも力を注いでいます。このような派遣活動においては、現地の状況に応じた機動的な運用が求められ、部隊員の高度な技術と専門知識が活かされています。

まとめ

第2施設群は、陸上自衛隊の中でも特に多様な機能と役割を有する部隊です。創設から数十年にわたり、国内外での活動を通じてその存在感を高めており、未来に向けてさらなる発展が期待される部隊です。

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