第33回読売新聞社杯全日本選抜競輪

第33回読売新聞社杯全日本選抜競輪

2018年2月9日から12日にかけて、四日市[[競輪場]]を舞台に繰り広げられた第33回読売新聞社杯全日本選抜競輪。この大会は、競輪の最高峰グレードであるGIレースとして開催され、優勝者には2,990万円（副賞含む）という高額な賞金が贈られるとあって、全国のトップレーサーたちが集結しました。

決勝戦の模様

決勝戦は、最終日の第12レースとして行われました。レースは、まず古性優作が主導権を握り、レースを牽引します。その後、吉澤純平が最終1コーナーから捲りを仕掛け、これに合わせて村上義弘が番手から捲り返します。さらに、村上博幸がバックで吉澤を牽制し、平原康多を2センターでブロックするという激しい展開となりました。最終バックで、新田祐大が外に車を持ち出し、最終直線でイエローライン付近を力強く伸びて見事優勝。この勝利により、新田選手は残すタイトルは寛仁親王牌のみとなり、グランドスラム達成に王手をかけました。また、このレースでは、村上義弘が2着、村上博幸が3着に入り、兄弟での表彰台入りとなりました。

決勝戦競走成績

1着 新田祐大
2着 村上義弘
3着 村上博幸

大会の特記事項

この大会は、四日市[[競輪場]]にとって初のGI開催となりました。これまで三重県内では、松阪[[競輪場]]での開催はありましたが、四日市[[競輪場]]でのGI開催は初めての試みでした。

また、大会を盛り上げるため、大会ポスターに描かれた女性（翌年にデビューした公認VTuber・泗水美海）と同じトレンチコートとマフラー姿のアテンドガール2名が、開会式や表彰式などで活躍しました。彼女たちの華やかな姿は、大会に彩りを添えました。

地上波中継では、「坂上忍の勝たせてあげたいTV 第33回読売新聞社杯全日本選抜競輪」として、日本テレビ系列で全国放送されました。番組進行は、従来の田中みな実アナウンサーがTOKYO MXの番組を優先したため、望月理恵アナウンサーが担当しました。

大会売上について

今大会の目標売上額は96億円でしたが、総売上額は83億5901万100円にとどまりました。これは、当時の全日本選抜競輪としては過去最低の売上であり、4日制GIレースとしてもワースト3位の売上（2017年の寬仁親王牌、2016年の競輪祭に次ぐ）となりました。

競走データ

今大会では、吉澤純平選手が初のGI決勝進出を果たしました。また、予選を唯一3連勝で勝ち上がった山田英明選手は、決勝では4着という結果に終わりました。

まとめ

第33回読売新聞社杯全日本選抜競輪は、新田祐大選手の劇的な優勝で幕を閉じました。四日市[[競輪場]]初のGI開催ということもあり、注目を集めた大会となりましたが、売上については課題が残る結果となりました。しかし、レース内容としては非常に見応えのあるものであり、多くの競輪ファンを魅了しました。

参考情報

四日市けいりん 特設サイト

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