第41回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第41回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第41回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、日本の大学ラグビー界におけるその年の王者を決定する権威ある大会です。この回は、2004年の師走から年を跨ぎ、2005年の年始にかけて開催されました。具体的には、2004年12月19日に幕を開け、決勝が実施された2005年1月9日に閉幕しました。数々の熱戦が繰り広げられた末、この大会で見事な優勝を飾ったのは早稲田大学。彼らにとって、これは2年ぶりとなる通算12回目の栄冠獲得となりました。

大会の概要と決勝戦

本大会は、全国各地の厳しい予選を勝ち抜いた大学が一堂に会し、トーナメント方式で日本一を目指します。特筆すべきは、決勝戦の顔合わせです。この第41回大会の決勝は、関東大学ラグビー界を牽引する二強、関東学院大学と早稲田大学の間で行われました。両校は前々回、前回大会に続き、実に4年連続で決勝の舞台で相まみえることとなり、因縁の対決として注目を集めました。この歴史的な一戦は、早稲田大学が31対19のスコアで勝利を収め、宿敵関東学院大学を下して優勝を決めました。なお、この大会では3位決定戦は実施されず、準決勝敗退チームは同率3位として扱われます。

大会日程と開催地

大会は複数の段階を経て進行しました。まず、全国各地で1回戦が2004年12月19日に開催されました。続いて、勝ち進んだチームによる2回戦が12月26日に行われました。年が明けた2005年1月2日には、国立競技場で準決勝が実施され、決勝進出チームが決定。そして、大会最終日である1月9日には、同じく国立競技場にて優勝決定戦が行われました。

試合会場としては、大会序盤の1回戦は秩父宮ラグビー場（東京）、花園ラグビー場（大阪）、熊谷ラグビー場（埼玉）、瑞穂公園ラグビー場（愛知）、博多の森球技場（福岡）の各会場で行われました。2回戦は秩父宮ラグビー場と長居陸上競技場（大阪）で開催。そして、大会の佳境となる準決勝と決勝は、日本のスポーツの象徴である国立競技場（東京）で行われ、多くの観衆が見守る中で熱戦が繰り広げられました。

出場校一覧

この第41回大会には、以下の全国の主要大学ラグビーリーグから選抜された計16校が出場しました。各校はそれぞれのリーグを代表し、全国の舞台で力を競い合いました。

関東大学対抗戦Aグループ: 早稲田大学（1位、21年連続38回目）、慶應義塾大学（2位、7年連続22回目）、明治大学（3位、20年連続34回目）、帝京大学（4位、6年連続12回目）、筑波大学（5位、3年連続11回目）
関東大学リーグ戦1部: 法政大学（1位、13年連続22回目）、関東学院大学（2位、15年連続15回目）、大東文化大学（3位、3年ぶり15回目）、日本大学（4位、2年連続14回目）、流通経済大学（5位、3年連続6回目）
関西大学ラグビーフットボールリーグ: 同志社大学（1位、31年連続40回目）、立命館大学（2位、2年ぶり7回目）、大阪体育大学（3位、2年連続20回目）、京都産業大学（4位、20年連続22回目）、近畿大学（5位、6年連続7回目）
九州学生ラグビーフットボールリーグ: 福岡大学（1位、3年ぶり16回目）

これらの大学は、それぞれの歴史と伝統、そしてその年のチーム力をかけて、大学ラグビー日本一の称号を目指しました。長年にわたり連続出場を続けている大学もあれば、久しぶりの出場を果たした大学もあり、多彩な顔ぶれが大会を彩りました。

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