第43軍 (日本軍)

第43軍の概要

第43軍（だいよんじゅうさんぐん）は、大日本帝国陸軍の軍の一つであり、1945年に編成されました。その州的な役割は非常に重要で、主に北支那における戦闘活動を担いました。

沿革

1945年3月10日に設立され、同年3月22日には北支那方面軍の戦闘序列に編入されました。この部隊は、かつて租借地であった青島市を中心に、山東省の地域で占領統治の業務を行いました。戦争の終息を迎えた際には、省都である済南に主な部隊が集中し、最終的にはアメリカ海軍西太平洋艦隊との交代で復員し、任務を終了させました。

軍の特徴

この軍は通称「秀嶺」として知られており、編成時期は1945年3月10日、最終的位置は済南でした。また、上級部隊である北支那方面軍の指揮下に置かれ、その活動を行っていました。

歴代の指揮官

第43軍の司令官には細川忠康中将が任命され、歴代参謀長には久保満雄少将と寒川吉溢大佐が就任しました。この部隊の運営には多くの専門家が関わり、各部門で活躍しました。

重要な構成員

最終的な司令部構成は司令官である細川忠康中将、参謀長の久保満雄少将、高級参謀として寒川吉溢大佐、兵器部長に佐藤三郎大佐、経理部長には日吉竹彦主計大佐が任命されました。軍医部長には梶本誓軍医大佐が就任し、獣医部長には多賀宗武獣医中佐が指定されました。法務部には阿部清峯法務少佐が所属していました。

最終的な所属部隊

第43軍の部隊編成には、第47師団（渡辺洋中将）、独立混成第5旅団（長野栄二少将）、独立混成第9旅団（的野憲三郎少将）、そして独立歩兵第1旅団（浅見敏彦少将）が含まれていました。また、第9独立警備隊や第11独立警備隊、第12独立警備隊も存在し、それぞれの指揮官により運営されていました。

軍直轄の部隊には、迫撃第18大隊や第19大隊、自動車第21連隊（佐々木藤兵衛大佐）といった部隊が存在し、兵站病院も複数運営されいてました。特に、第155兵站病院（野坂勝治軍医大佐）を含む多くの医療施設が配置されていました。

参考文献

第43軍に関する情報は様々な文献に記されており、陸軍省の資料や『日本陸海軍総合事典』、帝国陸軍の編制に関する書籍が特に有益です。また、兵団史を記した資料も第43軍の活動を理解する上で役立ちます。

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