第7回立法院議員総選挙

第7回立法院議員総選挙について

第7回立法院議員総選挙は、1965年11月14日に琉球政府の立法院議員を選出するために行われた選挙です。この選挙は、沖縄がアメリカの統治下にある中で、ベトナム戦争の影響が色濃く反映された選挙となりました。

選挙は1965年10月25日に公示され、投票日は同年11月14日でした。選挙制度は小選挙区制で、32の議席を争いました。有権者数は392,862人で、男性が177,114人、女性が215,748人でした。立候補者数は64名でした。

選挙の主な争点

この選挙の主な争点は、ベトナム戦争の激化に伴い、沖縄がアメリカ軍の基地として重要な役割を担うようになったことでした。B-52爆撃機が沖縄の基地から出撃するなど、沖縄はまさに戦争の最前線基地としての様相を呈していました。そのため、野党は反米・反戦の姿勢を強め、アメリカとの協調路線を掲げる与党との対立が激化しました。

また、アメリカによる沖縄統治が始まって20年が経過し、本土との経済格差が顕著になったことも、大きな問題となりました。復帰の方法論を巡って、保守系と革新系の対立が激しくなり、選挙戦は非常に厳しいものとなりました。

選挙結果

選挙の結果、投票率は83.45%と非常に高い数字を記録しました。この高い投票率は、当時の沖縄における政治への関心の高さを示すものと言えるでしょう。当選者の所属党派別の獲得議席数については、詳細なデータは以下の通りです。

（党派別当選者数および得票数は、参照元資料を参照してください）

関連事項

この選挙に関連する事項として、以下のものが挙げられます。

立法院 (琉球)：琉球政府の立法機関です。
立法院議員選挙法：立法院議員の選挙に関する法規です。
中央選挙管理委員会 ([[琉球政府)]]：選挙事務を管理する機関です。
久米島選挙暴動：この選挙に関連して、久米島で落選候補の支持者らが選挙事務所や支持者宅を襲撃する事件が発生しました。これは、当時の選挙における混乱や対立の激しさを物語る出来事です。

この選挙は、沖縄が複雑な政治状況にあった時代を反映する重要な出来事の一つです。ベトナム戦争の影響、アメリカ統治下での本土との格差、そして復帰問題という、当時の沖縄社会を揺るがす大きな問題が選挙の争点となり、結果として沖縄の政治情勢に大きな影響を与えることとなりました。

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