第8後方支援連隊

第8後方支援連隊について

第8後方支援連隊は、熊本県熊本市北区の北熊本駐屯地に本部を置く、陸上自衛隊第8師団隷下の後方支援部隊です。第8師団の各部隊に対し、兵站（補給、整備、回収、輸送）や衛生に関する支援を任務としています。

主な任務

兵站支援: 師団隷下部隊に対する補給、整備、回収、輸送などの後方支援業務
衛生支援: 師団作戦地域における患者の治療・後送、防疫
災害派遣: 大規模災害発生時の人命救助や復旧支援
民生協力: 地域住民に対する協力活動
国際貢献: 国際的な平和維持活動への参加

部隊の構成

連隊は、以下の部隊で構成されています。

連隊本部: 連隊全体の指揮・管理
本部付隊: 連隊本部の支援、通信業務
第1整備大隊: 各種装備品の整備（衛生器材を除く）、第2整備大隊への増援
第2整備大隊: 各種装備品の整備・回収、直接支援（各駐屯地に部隊配置）
補給隊: 糧食、燃料、部品の補給、入浴・洗濯業務
輸送隊: 人員、補給品、車両などの輸送
衛生隊: 患者の治療・後送、防疫

これらの部隊は、北熊本駐屯地を拠点としていますが、一部は川内駐屯地、国分駐屯地、都城駐屯地、玖珠駐屯地にも配置されています。

沿革

1990年（平成2年）3月26日：第8武器隊、第8補給隊、第8衛生隊、第8輸送隊を統合し、第8後方支援連隊が編成
1995年（平成7年）1月：阪神・淡路大震災発生、災害派遣で出動
1996年（平成8年）3月29日：師団司令部第4部長職が専任化、武器隊を武器大隊に改編
2005年（平成17年）3月28日：補給・整備組織を集約、武器大隊を第1整備大隊、第2整備大隊に再編
2015年（平成27年）3月26日：西部方面後方支援隊隷下の第302対舟艇対戦車直接支援隊を隷属
2018年（平成30年）3月26日：隷下部隊の廃止・改編に伴い、一部部隊を廃止。第2整備大隊の一部部隊を改編。

主要装備

第8後方支援連隊は、各種車両、整備器材、通信器材、衛生器材など、後方支援活動に必要な装備を保有しています。具体的な装備については、公表されている情報が限られています。

廃止（改編）された部隊

第8後方支援連隊武器大隊（2005年3月27日廃止）
第8後方支援連隊第2整備大隊第4普通科直接支援中隊（2018年3月26日廃止）
第8後方支援連隊第2整備大隊第2普通科直接支援中隊（2018年3月26日廃止）
第8後方支援連隊第2整備大隊特科直接支援中隊（2018年3月26日廃止）
第8後方支援連隊第2整備大隊戦車直接支援中隊（2018年3月26日廃止）

その他

第8後方支援連隊は、陸上自衛隊の重要な後方支援部隊として、第8師団の活動を支えています。災害派遣や国際貢献活動にも積極的に参加し、社会貢献にも努めています。

関連情報

陸上自衛隊武器学校
陸上自衛隊需品学校
陸上自衛隊輸送学校
陸上自衛隊衛生学校
第4後方支援連隊
第15後方支援隊
西部方面後方支援隊

外部リンク

* 第8師団ウェブサイト 第8後方支援連隊

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