筑波山地

筑波山地の概要

筑波山地は、茨城県の中西部に広がる山地で、その範囲は八溝[[山地]]の南端に位置しています。この地域は、標高1,000mに満たない低山が連なる山脈状の地形が特徴で、地元では筑波山塊とも呼ばれています。山地は八郷盆地（柿岡盆地）を取り囲むように広がっており、板敷峠を境界として、大きく二つの山列に区分されます。一つは八郷盆地の北部から西部、そして南部・南東部にかけて連なる山列、もう一つは北部から東部にかけて延びる山列です。

筑波連山・筑波連峰

特に、桜川と恋瀬川に挟まれた地域に連なる山々は、筑波連山または筑波連峰として知られています。この山列は、石岡市、桜川市、つくば市、土浦市、かすみがうら市といった市町村の境界付近に位置し、標高877mの筑波山を最高峰としています。北端の御嶽山から南に伸びる山列は、筑波山を過ぎると南東方向へ、さらに深間山付近で東へと向きを変え、最東端の権現山へと至ります。筑波山より北側は「北筑波」、南東・東側は「東筑波」と呼ばれています。

この一帯は水郷筑波国定公園に指定されており、豊かな自然が保護されています。

北部 - 西部 - 南部・南東部の主な山々

御嶽山 230.9 m
雨引山 409.3 m
燕山 701 m
加波山 709 m
丸山 576 m
足尾山 627.5 m
きのこ山 527.9 m
権現山（真壁富士・山尾山） 396.6 m
弁天山 414.4 m
峰寺山 379.6 m
筑波山 877 m
深間山 450 m
宝篋山（小田山） 461 m
鬼越山 372.3 m
小町山 361 m
朝日山 301.8 m
雪入山 391 m
青木葉山 275 m
浅間山 344.6 m
閑居山 227 m
権現山 99.5 m

北部 - 東部の主な山々

板敷峠より東側には、石岡市、桜川市、笠間市の境界付近に連なる山々があります。この地域は吾国愛宕県立自然公園に指定されています。

板敷山 130 m
大覚山 304 m
吾国山 518.2 m
難台山 553 m
団子山 431.8 m
愛宕山 305 m
鐘転山 218 m

その他の山

富士山（柿岡富士・八郷富士） 152 m
羽田山 170.3 m

峠

筑波山地には、以下のような峠があります。

一本杉峠 430 m
上曽峠 320 m
湯袋峠 250 m
風返峠 412 m
不動峠 294 m
旧朝日峠（小野越峠） 262 m
朝日峠 282 m
青木葉峠 265 m
元青木葉峠 255 m
板敷峠 90 m
旧板敷峠 112 m
道祖神峠 310 m
団子石峠 298 m
厚茂峠 117 m

道路

山地内には、以下の主要な道路が整備されています。

筑波パープルライン（茨城県道236号筑波公園永井線）
筑波スカイライン
表筑波スカイライン
北筑波稜線林道

関連項目

関東ふれあいの道: 筑波山地内には、このハイキングコースが設定されています。
筑波鉄道筑波線: かつて筑波山地西麓に沿って運行していた鉄道路線ですが、1987年に廃止されました。

外部リンク

* 関東ふれあいの道 - 茨城県コース

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