米川忠吉

米川忠吉（よねかわ ただよし）

米川忠吉は、1932年（昭和7年）10月1日に神奈川県横浜市で生まれ、2011年（平成23年）9月16日に78歳で逝去した、日本の航空自衛官です。第19代航空幕僚長を務めました。

生い立ちと入隊

横浜第一中学、希望ヶ丘高校を経て、青山学院大学に進学。大学時代はラグビーに打ち込みました。1955年（昭和30年）頃、就職難から自衛隊への入隊を決意。陸上自衛隊の採用試験に合格しましたが、航空自衛隊のパイロット不足を補うため、航空自衛隊への入隊を勧められ、これを受諾しました。

航空自衛官としてのキャリア

入隊後は、F-86Fセイバー、C-1輸送機、F-4ファントムなどの操縦桿を握りました。1976年（昭和51年）7月、最初の航空幕僚監部勤務として運用課第2班長に就任。翌月には「ミグ25事件」が発生し、その対応に尽力しました。その後、初代第1輸送航空隊司令、第2航空団司令、北部航空方面隊司令官、飛行教育集団司令官、航空総隊司令官といった要職を歴任。1987年（昭和62年）12月には、第19代航空幕僚長に就任しました。

年譜

1955年（昭和30年）11月：航空自衛隊入隊（第55期一般幹部候補生）
1956年（昭和31年）4月：3等空尉に任官
1972年（昭和47年）1月1日：2等空佐に昇任
1976年（昭和51年）
7月1日：1等空佐に昇任
8月2日：航空幕僚監部防衛部運用課運用第2班長
1978年（昭和53年）3月31日：第1輸送航空隊司令
1979年（昭和54年）3月16日：航空幕僚監部防衛部運用課長
1980年（昭和55年）7月1日：第2航空団副司令
1981年（昭和56年）7月1日：空将補に昇任、第2航空団司令
1983年（昭和58年）7月1日：航空幕僚監部監察官
1984年（昭和59年）
7月1日：空将に昇任
12月17日：第20代 北部航空方面隊司令官
1986年（昭和61年）
6月17日：第22代 飛行教育集団司令官
12月11日：第21代 航空総隊司令官
1987年（昭和62年）12月11日：第19代 航空幕僚長に就任
1990年（平成02年）7月9日：退官
2004年（平成16年）11月3日：瑞宝重光章を受章
2011年（平成23年）9月16日：肺炎のため東京都板橋区内の病院で死去（78歳没）。叙・正四位

栄典

レジオン・オブ・メリット・コマンダー - 1988年（昭和63年）6月7日
* 瑞宝重光章 - 2004年（平成16年）11月3日

米川忠吉は、航空自衛隊の発展に大きく貢献した人物として、その功績は永く語り継がれるでしょう。

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