糸魚川温泉

糸魚川温泉は、新潟県糸魚川市に湧き出る温泉で、「フォッサマグナ糸魚川温泉」とも呼ばれています。

泉質と効能

泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物塩泉で、弱アルカリ性、高張性、高温泉という特徴を持ちます。この泉質は、神経痛、筋肉痛、打ち身、冷え性、慢性消化器病など、様々な症状に効果が期待されています。ただし、温泉の効果は万人に保証されるものではありません。

温泉街の様子

温泉街には、「ホテル国富 アネックス」と、隣接する日帰り入浴施設「糸魚川温泉クアリゾート ひすいの湯」があります。

「ホテル国富 アネックス」は8階建てで、トロピカルムードが漂うリゾートホテルです。館内の浴場には、打たせ湯や寝湯、サウナのほか、ピラミッド型のガラス張りの温泉プール（25mコース、流れるコース、温水浴など）が備えられています。また、宿泊者専用の大浴場や露天風呂も用意されています。

「ひすいの湯」は、様々な変わり風呂や露天風呂、フィットネスフロアなどを備えた日帰り温泉施設です。

歴史

糸魚川温泉の歴史は、1988年に協栄産業が温泉掘削に成功したことから始まります。その後、協栄観光株式会社が設立され、1990年7月5日にホテルの起工式が行われました。1991年12月12日には、糸魚川市初の本格的なリゾートホテル「ホテル糸魚川」が開業しました。ホテル糸魚川は、糸魚川静岡構造線の地中から湧出する良質な温泉を売りとし、宴会場やレストランを備え、地元で広く知られる存在でした。1994年12月9日には、日帰り入浴施設「ひすいの湯」も開業しました。

しかし、開業当初から厳しい業績が続き、バブル崩壊や景気低迷の影響もあって資金繰りが悪化し、ホテル建物が競売にかけられるなど、事業継続が困難となりました。2011年7月15日には営業を終了しましたが、同年8月1日、「ホテル糸魚川」を引き継ぎ、株式会社山下グループが経営する有限会社ホテル国富の別館として、「ホテル国富 アネックス」が営業を再開しました。

アクセス

鉄道：JR西日本大糸線姫川駅下車 徒歩2分
鉄道：JR西日本北陸新幹線・えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 糸魚川駅よりタクシーで10分
車：北陸自動車道糸魚川ICから3分、長野自動車道安曇野IC／上信越自動車道長野ICからいずれも120分

関連項目

姫川病院
東京‐糸魚川ファストラン（日本で最も歴史の長いロングライドイベント）

外部リンク

糸魚川温泉 ホテル国富 アネックス
* ひすいの湯 - ウェイバックマシン（2018年8月30日アーカイブ分）

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