納谷幸林

納谷幸林のプロフィールとキャリア

納谷幸林（なや たかもり）は、1998年1月10日に東京都江東区で生まれた現役の大相撲力士です。彼は大嶽部屋に所属しており、身長は186cm、体重は151.4kgです。これまでの最高位は西幕下40枚目に位置し、2022年3月場所で達成しました。彼の家族は相撲界に深いルーツがあり、父は元関脇の貴闘力忠茂、祖父は第48代横綱の大鵬幸喜です。また、兄弟にはプロレスラーの納谷幸男、相撲から同じ部屋に所属する王鵬幸之介、夢道鵬幸成がいます。納谷幸林はその実績から、特に注目される若手力士として知られています。

幼少期と相撲への道

納谷は、相撲の名門家に生まれ、厳格な家庭環境の中で育ちました。父親の貴闘力が現役時代に相撲の技術や精神性を教え、多くの期待がかけられました。中央区立有馬小学校に通うころから地元の江東青龍館で相撲を学び始め、その後、さいたま市立大宮西中学校へ進学します。中学・高校生活を経て、中央大学に進学した彼は、相撲の才能を更に開花させました。

大学在学中の2019年9月14日には、祖父大鵬の故郷であるサハリン（樺太）で、ちゃんこ料理のワークショップの講師として招かれるなど、伝統の継承にも関心を持つ姿勢を見せました。

入門と改名

大鵬部屋の後身である大嶽部屋に入門したのは2020年。初土俵を踏んだ際、四股名は「鵬山」と名乗りましたが、成績が振るわず三段目での伸び悩みを経験しました。そこで、心機一転を図るため2021年9月場所から本名の「納谷」に改名し、結果としてその改名後すぐに幕下に昇進しました。

主な成績と現状

2024年7月場所終了時点での通算成績は96勝79敗と、力士として着実に成長を遂げています。これまでの場所別成績を振り返ると、力士としての底力や戦術が磨かれていることがうかがえます。

結び

納谷幸林は、家族の伝統や期待を背負いながら、相撲界での地位を確立するため日々努力を重ねています。彼の成長は、周囲の期待に応えると同時に、自身の相撲スタイルを確立し、将来のさらなる活躍が楽しみな存在です。今後も相撲界での躍進が期待されます。

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