王鵬幸之介

王鵬 幸之介のプロフィールと成績

基本情報

王鵬幸之介（おうほう こうのすけ、2000年2月14日生まれ）は、東京都江東区に生まれ、大嶽部屋に所属する現役の大相撲力士です。彼の本名は納谷幸之介（なや こうのすけ）で、身長は191cm、体重は176kg、血液型はA型です。最高位は東前頭3枚目（2024年3月場所）であり、実力派の力士として注目されています。

彼は、元関脇の貴闘力忠茂を父に持ち、祖父は第48代横綱の大鵬幸喜という相撲界の名門に生まれ育ちました。さらに長兄はプロレスラーの納谷幸男、次兄は同じ部屋で活動する納谷幸林、弟は夢道鵬幸成というように、家庭内でもスポーツに親しむ環境が整っています。

幼少期からの相撲道

王鵬の相撲人生は、幼少期から始まりました。中央区立有馬小学校の1年生から地元の相撲道場で活動し、4年生時には全国大会で準優勝を果たしました。また、小学6年生の時には、後に兄弟子となる森麗と大嶽部屋での稽古中に対戦して勝利しました。さいたま市立大宮西中学校を経て、埼玉栄高校で相撲部に参加し、3年次には国体少年部門で個人と団体の両方で優勝を達成しました。

高校卒業後は祖父が興した大鵬部屋への入門を考えており、2017年12月19日に正式入門を発表しました。入門時の四股名は本名通りの「納谷」であり、初土俵は2018年1月場所となりました。

入門からの成長

入門後、王鵬は順調に成績を上げました。初土俵の場所では前相撲で全勝し、新序出世も果たしました。続く場所での序ノ口優勝を経て、着実に階級を駆け上がっていきました。2020年11月場所での高成績により、2021年1月場所で新十両昇進を果たし、同時に「王鵬」に四股名を改名しました。この名前には祖父の名を引き継ぎ、期待が込められています。

長い努力の末、2022年1月に新入幕を果たし、初場所では多くのファンを魅了する相撲を見せました。特に前傾姿勢を崩さない安定した取組は称賛を呼び、特に大関経験者の栃ノ心を相手に寄り切るなどの快挙も達成しました。

大相撲界での実績

王鵬の取り口は、突き押しが得意なスタイルでありながら、引き癖があることは課題とされています。トレーニングを通じて筋力を向上させ、徐々に弱点を克服している彼は、2024年3月場所で東前頭3枚目にまで登り詰めました。ここでは横綱照ノ富士との対戦に勝利し、金星を獲得しました。

人柄とプライベート

王鵬は、おじいちゃん子であり、カードゲームなどの趣味を持つ一面もあります。祖父あっての今の自分を常に意識し、勝利を報告するために墓前を訪れることを欠かしません。

主な成績

王鵬は、2024年現在において通算成績241勝193敗、幕内成績111勝114敗を記録しています。重要な対戦相手には横綱照ノ富士に1勝、大関豊昇龍に2勝1敗という成績が残されています。相撲界の一流としての地位を築くため、さらなる努力を続けています。

このように、王鵬幸之介は相撲の名門に生まれ、祖父の背中を追いながら力士として成長を続けています。今後の活躍が非常に楽しみです。

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