純全帯么九

純全帯么九（ジュンチャン）詳解

純全帯么九（ジュンチャン）は、麻雀における役の一つで、4面子と1雀頭すべてに1と9の牌（老頭牌）が使用されている状態を指します。門前で成立すれば3翻、副露で成立すれば2翻となります。略して「ジュンチャン」や「純チャン」と呼ばれることも多いです。

役の成立条件

ジュンチャンの成立には、以下の条件を満たす必要があります。

1または9の牌で構成される刻子が3つ
1または9の牌で構成される雀頭が1つ
123または789の順子が少なくとも1つ
字牌は使用不可

つまり、1と9の牌を主に使用し、123または789の順子を一つ以上含む組み合わせで、4面子1雀頭を完成させる必要があります。

ジュンチャンの戦略

ジュンチャンは、チャンタの上位役ですが、字牌を使用できない点が大きな違いです。チャンタと同様に、辺張待ちや嵌張待ちになりやすく、待ちの形によっては、得点の差が非常に大きくなります。

副露によってジュンチャンを成立させることも可能ですが、安易に鳴いてしまうと、手作りの幅が狭まり、役無しでテンパイできなくなったり、テンパイすらできない状況に陥るリスクがあります。さらに、副露することでジュンチャンを狙っていることが相手にバレてしまい、重要な牌を押さえられる可能性も出てきます。

しかし、門前でテンパイできれば、リーチをかけることで満貫が確定します。また、三色同順と複合することも多く、この場合はリーチやドラによって跳満以上の高得点に繋がる可能性があります。副露していても三色同順と複合するケースが多く、ドラが1つあれば7700点以上も狙えます。辺張待ちや嵌張待ちがスジに合致していれば、立直を打つことでより上がりやすくなることもあります。

刻子の多いジュンチャンは、牌姿の変化によって清老頭という役満に変化する可能性も秘めています。

ジュンチャンの歴史

ジュンチャンは戦後の日本で生まれた役であり、中国麻雀など、日本国外の麻雀ではほとんど採用されていません。中国では、字牌ありとなしを区別せず、「全帯么九」として扱われています。日本において字牌の有無で「純全帯么九」と「混全帯么九」と区別されるようになったのは、清一色や清老頭といった役と同様に、字牌を使用しないものを「純」と表記しているためです。これは、ジュンチャンが日本で考案された役であるためです。中国では、多くの場合、全帯么九と無字系の複合、あるいは全帯么九と平和の複合で計算されます。

牌姿の例

様々な牌姿の例を挙げて、ジュンチャンの多様な可能性を示すことが重要です。ここでは、いくつかの具体的な例を挙げ、それぞれの牌姿における得点や戦略について解説します。(例1～7を記述)

まとめ

純全帯么九は、高い得点獲得の可能性を秘めた魅力的な役です。しかし、その成立条件や戦略をしっかりと理解し、状況に応じた適切な判断を行うことが重要です。本解説が、皆様の麻雀ライフの一助となれば幸いです。

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