紙杻駅

紙杻駅（チチュクえき）

紙杻駅は、大韓民国京畿道高陽市徳陽区紙杻洞に位置し、ソウル交通公社と韓国鉄道公社の駅です。駅番号は319に設定されています。この駅は、韓国鉄道公社の一山線とソウル交通公社の3号線の起点であり、両路線の相互直通運転が行われているため、首都圏電鉄3号線の一部として機能しています。

構造と施設

紙杻駅は高架駅に分類されており、島式ホームが1面2線設置されています。ホームの安全を確保するために、フルスクリーンタイプのホームドアシステムが導入されており、改札口と出入口は二箇所あります。また、化粧室は西側（2番出入口）の改札内に配置されています。

駅の中間、やや三松寄りにはソウル交通公社とKORAILの管轄境界があります。この境界を越えるとサインシステムの仕様が異なりますが、ホームドアや行先案内表示器は全てソウル交通公社の規格で統一されています。

駅の利用状況

近年のデータを基に、一日あたりの平均利用者数は一定の増加傾向を見せています。これからも利用者の増加が見込まれ、利便性の高い交通機関としての役割を果たしています。

駅の周辺

駅の近くには恩平ニュータウンや紙杻車両事務所、紙杻初等学校、恭陵川、津寛洞公営車庫、紙杻-三松地域暖房公社などの施設があります。これにより地域の発展が促進され、住環境も向上しています。さらに、高陽大路や統一路といった大通りも近く、交通の便が非常に良い場所となっています。

経歴

紙杻駅は1990年7月13日に開業し、最初はソウル特別市地下鉄公社の3号線の駅でした。1996年1月30日には、一山線が当駅まで開通し、相互乗り入れが始まりました。その後、2005年1月1日にソウル特別市地下鉄公社はソウルメトロに改組され、同年に鉄道庁も韓国鉄道公社に変更されました。現在では、駅の管理業務は主にソウル交通公社が担当していますが、KORAIL側は職員を配置せず管理しています。

将来の展望

将来的には紙杻駅に郊外線を接続する計画が検討されており、これが実現すれば更なる交通の利便性向上が期待されています。また、周辺地域の発展に伴い、紙杻駅も重要な交通拠点としての役割を果たし続けるでしょう。

近隣の駅

隣接する駅は、ソウル交通公社および韓国鉄道公社の3号線と一山線が利用できる三松駅（318）と旧把撥駅（320）です。これにより、利便性が高まり、様々な行き先へのアクセスが容易になります。

このように、紙杻駅は高架駅としての機能を果たしながら、地域の発展にも寄与しています。

もう一度検索