細石神社

細石神社について

細石神社（さざれいしじんじゃ）は、福岡県糸島市三雲に鎮座する神社です。古くは「佐々禮石神社」とも表記されていました。祭神は、磐長姫（いわながひめ）と木花開耶姫（このはなさくやひめ）の姉妹二柱です。旧社格は村社です。

歴史

細石神社は、伊都国の中心部に位置すると考えられています。元禄8年（1695年）に編纂された「細石神社御縁起」によると、かつては多くの神田を有する大社でしたが、度重なる兵乱によって社殿が焼失しました。さらに、天正15年（1587年）の豊臣秀吉による太閤検地によって神田が没収され、衰退の一途を辿りました。現在は、鳥居の脇に「村社 細石神社」と刻まれた石柱が建てられています。

祭神

磐長姫命（いわながひめのみこと）
大山津見神（おおやまつみのかみ）の娘で、木花開耶姫の姉にあたります。
木花開耶姫命（このはなさくやひめのみこと）
磐長姫の妹で、美の象徴とされる女神です。

アクセス

公共交通機関を利用する場合

JR筑肥線波多江駅から井原山行きのバスに乗車し、約10分で「三雲宮（細石神社）前」バス停下車、徒歩すぐです。

参考文献

『怡土志摩地理全誌』由比章祐/著
* 『鎮守の社』糸島神職会

その他

細石神社は、歴史の中で様々な変遷を辿ってきましたが、現在も地域の信仰を集める神社として大切にされています。静かで落ち着いた雰囲気の中で、歴史と自然を感じることができるでしょう。

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