統一人民戦線

統一人民戦線（Samagi Jana Balawegaya: SJB）

統一人民戦線（SJB）は、シンハラ語でSamagi Jana Balawegaya、タミル語でஐக்கிய மக்கள் சக்தி、英語でSamagi Jana Balawegayaと表記される、スリランカの政党連合です。2020年の総選挙に向けて、統一国民党（UNP）内のサジット・プレマダーサ派が中心となって結成されました。

成立の背景

SJBは、UNPの作業チームから発展し、同党を離脱したサジット・プレマダーサ氏とその支持者によって構成されています。2020年2月11日に選挙管理委員会から政党として承認され、2月13日には国家遺産党、スリランカ・ムスリム会議、タミル進歩同盟が参加を表明しました。幹事長はランジット・マドゥマバンダラ氏が務めています。

2020年総選挙

2020年8月5日に実施された総選挙では、SJBは54議席を獲得し、第2党となりました。これは、結成から間もない政党連合としては異例の躍進と言えるでしょう。

成立までの年表

2020年1月30日：UNP作業チームがサジット・プレマダーサ氏を新連合の党首および首相候補として決定。
2020年2月11日：選挙管理委員会が統一人民戦線の結成を承認。
2020年2月13日：国家遺産党、スリランカ・ムスリム会議、タミル進歩同盟がSJBへの参加を表明。
2020年2月19日：UNP作業チームが、選挙のシンボルとして白鳥を使用することを決定。
2020年3月2日：コロンボ市内で党大会を開き、正式に発足を表明。
2020年3月9日：SJB本部が首都コッテに設置。
2020年3月10日：選挙のシンボルを電話機に変更することが決定。
2020年8月5日：総選挙が実施され、54議席を獲得して第2党となる。

統一国民党（UNP）との関係

UNP所属議員77名のうち、52名がプレマダーサ氏に率いられて離党し、SJBに参加しました。その後、UNPの作業部会もプレマダーサ氏をこの政党連合の党首として承認し、彼が2020年の総選挙を率いることとなりました。

当初、プレマダーサ氏とラニル・ウィクラマシンハ氏は、UNPの分裂を避けるため、SJBの下で白鳥のシンボルマークを使用して選挙戦を行うことで合意していました。しかし、最終的にウィクラマシンハ氏はSJBとの選挙協力を拒否し、独自に象のシンボルマークで選挙戦を行うことを選択しました。ただし、UNP所属議員の大多数はSJBから出馬しました。

幹部

党首：(情報なし)
議長：(情報なし)
幹事長：ランジット・マドゥマバンダラ

外部リンク

sjb.lk - 公式サイト

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