『続
やくざ坊主』は、1968年7月13日に
大映が配給した時代劇アクション映画です。前作『
やくざ坊主』の続編として制作され、
池広一夫が監督、
勝新太郎が主演を務めました。この作品は、僧侶でありながら背中に刺青を入れ、欲望のままに行動する破天荒な主人公・竜全の活躍を描いています。
あらすじ
物語は、竜全が金座五藤の主人とヤクザの親分の癒着を疑うところから始まります。金になることを見込んだ竜全は、その真相を突き止めるために上総へと向かいます。道中、様々な事件に巻き込まれながらも、持ち前の大胆さと行動力で困難を乗り越えていく竜全の姿が描かれています。
主な登場人物と配役
竜全: 勝新太郎 - 本作の主人公で、型破りな僧侶。
お紺: 朝丘雪路 - 物語のヒロイン。
お露: 松尾嘉代 - 竜全と関わる女性。
五藤伝八郎: 内藤武敏 - 金座の主人で、物語の鍵を握る人物。
半助: 大川修 - 竜全の仲間。
三崎の源十: 遠藤辰雄 - ヤクザの親分。
新川の東兵衛: 石山健二郎 - 土地を支配する人物。
八十松: 守田学 - 登場人物の一人。
為吉: 木村玄 - 登場人物の一人。
小森: 玉置一恵 - 登場人物の一人。
高井: 浜田雄史 - 登場人物の一人。
石川豊前守: 尾上栄五郎 - 領主。
おかね: 近江輝子 - 登場人物の一人。
三崎屋の女中: 小柳圭子 - 登場人物の一人。
お夏: 光嵐子 - 登場人物の一人。
竹中: 伊達三郎 - 登場人物の一人。
智念上人: 沢村宗之助 - 僧侶。
スタッフ
監督: 池広一夫
企画: 辻久一
撮影: 森田富士郎
美術: 太田誠一
音楽: 渡辺岳夫
編集: 谷口登司夫
脚本: 笠原良三、杉浦久
録音: 海原幸夫
照明: 伊藤貞一
映画の特徴
この映画の魅力は、なんといっても主人公・竜全の破天荒なキャラクターです。僧侶でありながら、欲望に忠実に生きる姿は、従来の時代劇のヒーロー像とは一線を画しています。また、
勝新太郎の圧倒的な存在感とアクションシーンも見どころの一つです。音楽も、映画の雰囲気を盛り上げる重要な要素となっています。
併映作品
『続
やくざ坊主』は、『
秘録おんな蔵』(
森一生監督)と同時上映されました。
関連リンク
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『続
やくざ坊主』は、アクション、コメディ、そして人間ドラマが絶妙に融合した、見応えのある時代劇です。
勝新太郎演じる竜全の型破りな活躍を、ぜひお楽しみください。