綾瀬スマートインターチェンジ

綾瀬スマートインターチェンジ

綾瀬スマートインターチェンジ（あやせスマートインターチェンジ）は、神奈川県綾瀬市寺小橋付近に位置する東名高速道路のスマートインターチェンジです。このインターチェンジには、綾瀬バスストップも併設されており、本項では両施設について詳しく解説します。

概要

東名高速道路の横浜町田ICと厚木ICの間は約15kmと距離があり、その中間に位置する綾瀬市などからの高速道路へのアクセスが不便でした。この問題を解消するため、綾瀬バスストップ付近にETC専用のスマートインターチェンジが整備されました。

神奈川県は当初、地域活性化インターチェンジ制度の活用を検討していましたが、国の道路政策との合致や事業費削減の観点から、スマートインターチェンジ制度へと事業手法を変更しました。当初、事業主体は神奈川県道路公社でしたが、スマートICとして建設されることになったため、高速道路会社が主体となりました。

2007年度に始まった環境影響評価手続きは2012年11月に完了。同月、地区協議会にて実施計画書（案）が確認されました。2013年3月には実施計画書が策定・提出され、同年6月11日に国土交通大臣から連結許可を得て、2017年度末までの供用開始を目指して事業が開始されました。連結許可に示された工事費用の概算は約103.2億円で、内訳は日本高速[[道路保有・債務返済機構]]が約66.1億円、中日本高速[[道路]]株式会社が約3.0億円、神奈川県と綾瀬市が約34.1億円となっています。

当初は2018年3月の供用開始が予定されていましたが、用地買収や工場移転先の選定に時間を要したため、2020年度上半期（東京オリンピック・パラリンピック前）に延期されました。さらに、2019年11月には供用開始時期が2021年夏頃（延期後の東京オリンピック・パラリンピック前）に再延期されました。

2020年7月14日、インターチェンジの名称が「綾瀬スマートIC」に正式決定し、2021年3月31日に供用が開始されました。利用可能車種はETC搭載の全車種（車長16.5m以下）で、24時間運用。上下線ともに利用可能です。

道路

E1 東名高速道路 (4-1番)

接続する道路

都市計画道路寺尾上土棚線（神奈川県道42号藤沢座間厚木線）

周辺

綾瀬市役所
綾瀬郵便局
厚木海軍飛行場
IHI技術教習所 神奈川センター
東ソー 東京研究センター
秋本食品 本社
綾瀬市立早園小学校
綾瀬市立城山中学校

隣接するインターチェンジ

E1 東名高速道路
(4)横浜町田IC - (4-1)綾瀬SIC/BS - 海老名SA - (4-2)海老名JCT - (5)厚木IC

綾瀬バスストップ

バス事業者では「東名綾瀬」という名称で案内されています。

JR東名ハイウェイバスの超特急・急行・特急 東名ライナー、小田急ハイウェイバスの特急、JR「グラン昼特急号」「青春昼特急号」、そして相鉄バスとフジエクスプレスが共同運行するレイクライナーの全便が停車します。

以前は「渋滞の名所」として知られていましたが、道路拡幅により渋滞地点が東京方面へ約4kmほど移動したため、現在はその名を返上しています。

歴史

1971年12月22日：開設

停車する路線

東名ハイウェイバス（東京 - 御殿場 - 静岡 - 浜松 - 名古屋）
グラン昼特急号・青春昼特急号（東京 - 新城 - 京都 - 大阪）：京都・大阪方面は乗車専用、東京方面は降車専用
小田急ハイウェイバス（新宿 - 御殿場 - 箱根）
相鉄バス・フジエクスプレス レイクライナー（横浜 - 富士急ハイランド・河口湖）：夏季の登山シーズン特定日に1往復を富士山五合目まで延長運転

乗り換え

相鉄バス 東名綾瀬バス停：「綾瀬市役所行」「海老名駅行」
相鉄バス 綾瀬車庫バス停：「海老名駅行」「相模大塚駅行」「大和駅行」
相鉄バス 早川中央第1バス停：「海老名駅行」
綾瀬市コミュニティバスかわせみ1号車：「綾瀬市役所 - かしわ台駅循環ルート」寺尾西公園バス停からも至近

距離

東京駅から46.7km
新宿駅から43.1km

脚注

[1]

関連項目

日本のインターチェンジ一覧

外部リンク

綾瀬スマートインターチェンジ - 綾瀬市
県道42号（藤沢座間厚木）綾瀬スマートIC関連 - 神奈川県ホームページ

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