緋村剛

緋村剛（ひむら つよし）

福岡県大川市出身のミュージシャンであり、作詞家、作曲家としても幅広い活動を展開している緋村剛。
アグレッシブでありながらも、繊細なJ-POPの要素を兼ね備えた歌唱力が魅力。

経歴

1994年、ビジュアル系ロックバンド「Missing Tear」のメンバーとして、テレビ朝日系列の音楽番組『Break Out』に福岡県代表として出演し、その後上京。
2002年にはミクスチャー系ロックバンド「everset」、2014年にはハードロックバンド「21g(21グラム)」、そして2020年には「ストレイドッグカンパニー」を結成。

人物と音楽活動

幼少期から高校時代

父親の影響で幼少の頃から演歌に親しみ、6歳の時に親戚の家で行われた節句で初めて人前で歌唱。
その際の拍手と歓声がきっかけとなり、音楽への興味を深めます。
幼少期には数々ののど自慢大会で賞を受賞。
中学生時代には、「たま」の歌詞に感銘を受け、言葉の持つ力に興味を持つようになった。
また、英語教師から借りたQueenやKISSなどの洋楽のテープを通じてロックに目覚め、日本のヴィジュアル系ロックバンド「X JAPAN」に傾倒。

Missing Tear時代

高校時代には、X JAPANのコピーバンド「DARKNESS」を結成。
このバンドには、後にゴールデンボンバーやももいろクローバーZ、BABYMETALなど、数々のアーティストに楽曲を提供する音楽プロデューサーとなるtatsuo、PENICILLINのギタリスト千聖のソロプロジェクト「Crack6」や俳優・大森南朋率いる「月に吠える。」、DASEINなどで活躍する長野典二が在籍。
オリジナル楽曲の制作やライブ活動、デモテープの販売などを精力的に行い、バンド名を「Missing Tear」に変更後も、ティーンズミュージックフェスティバルに出場し、オーディエンス賞を受賞するなど、数々の賞を受賞。
テレビ朝日系列の音楽番組「Break Out」主催のコンテストに九州地区代表として出演し、日本武道館での公演も実現。
福岡のバンドシーンでその名を知られる存在となり、当初はバンド活動に反対していた両親を説得し、上京。

everset時代と東日本大震災

上京後、楽曲の方向性の違いから事務所やレコード会社との間で意見の相違が生じ、Missing Tearとしての活動に区切りをつけることを決意。
近藤彩人をドラマーに迎え、「everset」として新たなスタートを切る。
音楽性を大きく変化させ、ボーカルスタイルにも変化が現れたのもこの頃。
全国ツアーや赤坂BLITZでの公演を成功させるなど、着実に成長を遂げたが、自身の音楽への追求とメンバー間の方向性の違いから、活動休止を決断。
2011年3月12日にSHIBUYA O-EASTでのワンマン公演をもって休止期間に入る予定だった。
しかし、その前日である3月11日に東日本大震災が発生し、公演は延期。
バンドは都内のスタジオでリハーサル中に被災したが、すぐに避難して無事。
震災の影響を考慮し、翌日の公演中止を決定。
活動休止直前だったeversetは、主要都市を巡るチャリティーツアーを実施し、集まった義援金を寄付。
2011年6月27日、SHIBUYA O-EASTでツアーファイナルとなるワンマンライブ「FOREVER AND EVER」を行い、活動休止期間に入った。

21g時代

eversetの活動休止後、アコースティックギター1本でのソロ活動を展開。
アルバムリリースやライブを通じて、自身の音楽性を模索する。
2014年には、SIAM SHADE|SIAM_SHADEのベーシストであるNATCHIN、ギタリストのMIYAKO（現LOVEBITES）、ドラマーのAct.と共に「21g(21グラム)」を結成。
新世紀プロレス・ドラゴンゲートの新ユニットMaxiMuMのテーマ曲「1st FINGER」をリリースするなど精力的に活動したが、メンバー間の意思疎通が難しくなり、2019年に解散。

ストレイドッグカンパニー結成

沈黙期間を経て、eversetのコピーバンド「レバーセット」のギタリストであるshinichi、Back Shot Roberts、全日本エゲレッツ、Uri、MiVKのベーシストである参田－－と共に「ストレイドッグカンパニー」を結成。
レバーセットはeversetの元ローディーによって結成されたバンドで、ボーカルはゴールデンボンバーの樽美酒研二が担当。
1stアルバム「第一話『捨てられた日』」のリリースも決定しているが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、ライブ活動は未定。

主な活動歴

(2008年～2020年の活動内容は省略)

楽曲提供

(仮面ライダーシリーズ、デュエルマスターズ、スケットダンスなどの楽曲提供内容は省略)

外部リンク

http://www.tsuyoshix.com/

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