緋縅力弥 (4代)

緋縅力弥（ひおどし りきや）

1922年8月22日、秋田県南秋田郡昭和町（現在の潟上市）に生まれた緋縅力弥は、本名を鎌田全吉といい、錦嶋部屋に所属した大[[相撲]]力士でした。18歳で上京し、1941年1月場所で初土俵を踏みました。当初の四股名は若大蛇でしたが、すぐに緋縅に改名し、下の名前も新太郎から力弥へと変わりました。

序ノ口から負け越すことなく順調に番付を上げ、1946年11月場所で十両に昇進。さらに1950年1月場所には新入幕を果たしました。得意技は左四つからの吊りや寄りでしたが、出足が鈍く、ゆったりとした相撲ぶりだったため、上位進出は叶いませんでした。しかし、1951年1月場所では十両優勝を果たし、その実力を示しました。

現役晩年は幕下まで番付を下げ、1958年11月場所後に36歳で引退しました。引退後は年寄・9代立川を襲名し、錦嶋部屋から独立して立川部屋を興しましたが、関取を育てることはできず、数年で部屋を閉鎖しました。その後も後進の指導に尽力していましたが、1970年1月場所前に心筋梗塞で急逝。47歳という若さでその生涯を終えました。

主な戦績

通算成績：333勝341敗26休 勝率.494
幕内成績：142勝170敗18休 勝率.455
現役在位：54場所
幕内在位：22場所
十両優勝：1回（1951年1月場所=12勝3敗）

四股名

若大蛇（わかおろち）：1941年1月場所 - 1941年5月場所
緋縅 新太郎（ひおどし しんたろう）：1942年1月場所 - 1950年9月場所
緋縅 力弥（ひおどし りきや）：1951年1月場所 - 1958年11月場所

年寄名

立川 純市（たてかわ じゅんいち）：1958年11月 - 1970年1月2日

参考文献

『戦後新入幕力士物語 第1巻』（著者：佐竹義惇、発行元：ベースボール・マガジン社）

関連項目

大[[相撲]]力士一覧
秋田県出身の人物一覧

もう一度検索