総務省設置法

総務省設置法について

総務省設置法は、日本の行政機関である総務省の設置について定めた法律です。この法律は、総務省の組織、任務、所掌事務を規定し、その活動の基盤となる重要な役割を果たしています。法律の所管官庁は総務省大臣官房総務課であり、法令番号は平成11年法律第91号、1999年7月16日に公布されました。

法律の構成

総務省設置法は、以下の章と節によって構成されています。

第一章：総則
この章では、法律の目的や基本的な事項が定められています。

第二章：総務省の設置並びに任務及び所掌事務等
第一節：総務省の設置
総務省の設置に関する規定が置かれています。
第二節：総務省の任務及び所掌事務
総務省が担うべき任務と、具体的な所掌事務が規定されています。
第三節：総務省の長
総務省の長である大臣に関する規定があります。

第三章：本省に置かれる職及び機関
第一節：特別な職
本省に置かれる特別な職に関する規定があります。
第二節：審議会等
第一款：設置
審議会等の設置に関する規定があります。
第二款：地方財政審議会
地方財政に関する事項を審議する機関について規定しています。
第二款の二：独立行政法人評価制度委員会
独立行政法人の評価制度に関する委員会について規定しています。
第三款：国地方係争処理委員会
国と地方公共団体間の係争を処理する委員会について規定しています。
第四款：電気通信紛争処理委員会
電気通信に関する紛争を処理する委員会について規定しています。
第五款：電波監理審議会
電波監理に関する事項を審議する機関について規定しています。
第三節：特別の機関
本省に置かれる特別な機関に関する規定があります。
第四節：地方支分部局
地方における総務省の出先機関に関する規定があります。

第四章：外局
第一節：設置
外局の設置に関する規定があります。
第二節：公害等調整委員会
公害等に関する紛争を処理する委員会について規定しています。
第三節：消防庁
消防に関する行政を担う消防庁について規定しています。

附則
法律の施行に関する事項や、その他の補足的な規定が定められています。

関連事項

総務省設置法は、総務省の組織運営における基本法であり、総務省が担う幅広い行政分野における活動の根拠となっています。この法律によって、総務省は地方自治、情報通信、消防防災、統計など、国民生活に密接に関わる様々な分野で重要な役割を果たしています。

この法律は、行政組織の透明性と効率性を確保し、国民に対する行政サービスの向上に寄与することを目的としています。

まとめ

総務省設置法は、総務省の活動を支える基盤となる法律であり、その内容は、総務省が国民生活の向上と社会全体の発展に貢献するための重要な要素を構成しています。この法律を理解することは、日本の行政システムを理解する上で不可欠です。

もう一度検索