羊城通

羊城通とは

羊城通は、広州市をはじめとする広東省全域で利用可能な非接触型ICカードです。2001年12月30日に導入され、現在は広州市の「嶺南通・羊城通」を筆頭に、「嶺南通」のブランド名で広東省内の各都市とネットワークを形成しています。

利用可能な場所

広州市を含む広東省内の多くの都市で、バス、タクシー、地下鉄（広州地下鉄、仏山地下鉄など）、フェリー、一部コンビニエンスストアでの支払いに利用できます。ただし、一部都市では利用できない場合や、カードの種類によって利用範囲が異なる場合があります。

広州市

「嶺南通・羊城通」として、市内全域の公共交通機関で利用可能です。

仏山市

「嶺南通・広仏通」として、広州市と同様に公共交通機関で利用できます。広州市と仏山市間での相互利用も可能です。

その他の都市

広東省内の他の都市では、「嶺南通・○○通」という名称で、各都市の公共交通機関で利用できます。ただし、都市によってカードの販売場所や利用範囲が異なる場合がありますので、注意が必要です。

利用方法

カードの購入

• - 広州地下鉄: 各駅の窓口で通常タイプの羊城通が購入できます。また、駅に設置されている販売スタンドでは、ハローキティやリラックマなどのオリジナル版も購入できます。
• - 仏山地下鉄: 各駅や市内の販売店で「広仏通」を購入できます。
• - 東莞地下鉄: 駅での販売は行われておらず、市内のバスターミナルなどにある販売店で購入する必要があります。

販売スタンドで販売されているカードは、50元または100元で購入可能ですが、現金で購入できるのは50元札と100元札のみで、それ以外の金額のカードはAlipayなどのキャッシュレス決済で購入する必要があります。

注意点

• - 深圳市の深圳地下鉄は「嶺南通」ネットワークに参加していないため、深圳通との互換性はありません。
• - 一部の都市では旧式のICカードがまだ使用されている場合がありますが、在庫がなくなり次第、「嶺南通」型の新式カードに切り替えられます。

各都市の「嶺南通」の正式名称

広東省内の各都市では、以下の名称で「嶺南通」が展開されています。

• - 広州市：嶺南通・羊城通
• - 仏山市：嶺南通・広仏通
• - 深圳市：嶺南通・深圳通
• - 珠海市：嶺南通・珠海通
• - 汕頭市：嶺南通・汕頭
• - 韶関市：嶺南通・韶州通
• - 湛江市：嶺南通・湛江通
• - 肇慶市：嶺南通・肇慶通
• - 江門市：嶺南通・五邑通
• - 茂名市：嶺南通・茂城通
• - 恵州市：嶺南通・恵州通
• - 梅州市：嶺南通・嘉応通
• - 汕尾市：嶺南通・紅海通
• - 河源市：嶺南通・緑都通
• - 陽江市：嶺南通・漠江通
• - 清遠市：嶺南通・広達通
• - 東莞市：嶺南通・東莞通
• - 中山市：嶺南通・中山通
• - 潮州市：嶺南通・韓江通
• - 掲陽市：嶺南通・榕江通
• - 雲浮市：嶺南通・雲浮通

また、広東省外では、

• - 香港：嶺南通・八達通
• - 澳門(マカオ)：嶺南通・澳門通

上記のように、香港とマカオでは「嶺南通」として各々別の名称のカードが展開されています。

まとめ

羊城通は広東省の公共交通機関を利用する上で非常に便利なICカードです。広東省内の多くの都市で利用でき、各都市の「嶺南通」と連携することで、より広範囲での利用が可能になっています。旅行やビジネスで広東省を訪れる際には、ぜひ利用を検討してみてください。

外部リンク

• - 广州羊城通有限公司

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