美女平駅

美女平駅の概要

美女平駅（びじょだいらえき）は、富山県中新川郡の立山町に位置する、立山黒部貫光が運営するケーブルカーの駅です。標高977メートルに建設されており、周囲は美しい自然に恵まれています。この駅は、立山高原バスの始発駅でもあり、弥陀ヶ原や室堂方面へのアクセスも可能です。歴史的には、1963年以前は弥陀ヶ原が、1964年以降は天狗平がバスの終点でしたが、同年から室堂までのバス運行が開始され、さらに1971年には立山黒部アルペンルートが全通することで、信濃大町駅方面へのアクセスも整いました。

歴史

美女平駅の歴史は、1954年8月13日に立山開発鉄道の駅として開業したことから始まります。それから1973年には全面的な改築が行われ、2005年には合併を経て立山黒部貫光の駅となりました。新しい駅舎が完成したのは2007年7月12日で、現在の2階建ての構造で売店や展望台、休憩室が備わっています。初代の駅舎はかつてホテルを併設していましたが、宿泊需要の変化から1997年に休業し、最終的には2006年に閉業されました。

駅構造

現在の駅舎は、2階建ての近代的なデザインとなっており、観光客が快適に利用できるように整備されています。また、立山高原バスの停留所、バス用駐車場、給油設備も併設されており、利便性が高いです。

駅周辺の魅力

美女平駅の周辺は、立山杉の原生林が広がり、壮大な自然が楽しめます。遊歩道が整備されているため、誰でも散策を楽しむことができ、バードウォッチングや森林浴にも最適です。特に目を引くのは、駅前に立つ美女杉という大きな杉の木で、その美しさは訪れる人々を魅了します。

アクセス

駅へのアクセスは、立山有料道路を利用する方法があります。また、歩いて楽しめるアルペンルートも整備されており、弥陀ヶ原までの登山道は約7時間、立山駅までは約1時間30分で到達できます。

隣接駅

美女平駅は、立山黒部貫光の鋼索線に位置し、隣の立山駅とのアクセスも便利です。

関連項目

• - 立山黒部アルペンルート
• - 美女平 - 立山黒部アルペンルート公式サイト

自然豊かな美女平駅は、観光、登山、散策に訪れる人々にとって大変貴重なスポットであり、その美しい環境と歴史的背景は、多くの訪問者に感動を与え続けています。

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