美袋駅

美袋駅（みなぎえき）

美袋駅は、岡山県総社市美袋に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）伯備線の駅です。旧昭和町の中心駅として、地域の人々に親しまれてきました。その難読な駅名でも知られています。

歴史

美袋駅は、1925年（大正14年）に伯備線の延伸に伴い、終着駅として開業しました。その後、路線の延伸とともに途中駅となり、地域の交通拠点としての役割を担ってきました。

1925年（大正14年）5月17日：伯備南線（現・伯備線）宍粟駅（現・豪渓駅） - 当駅間延伸時に終着駅として開設。
1926年（大正15年）6月20日：伯備南線当駅 - 木野山駅間延伸、途中駅となる。
1928年（昭和3年）10月25日：伯備南線が伯備線に改称、当駅もその所属となる。
1971年（昭和46年）10月1日：貨物取扱廃止。
1984年（昭和59年）
2月1日：荷物扱い廃止。
3月31日：簡易委託駅化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となる。
2005年（平成17年）3月22日：総社市（第2次）成立に伴い、所在地表示が岡山県総社市美袋となる。
2007年（平成19年）
4月1日：簡易委託解除、完全無人駅化。
7月2日：ICOCA対応簡易型自動改札機設置。
9月1日：ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
12月7日：駅舎が登録有形文化財に登録される。
2016年（平成28年）：観光ギャラリーがオープン

駅構造

美袋駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅です。駅舎は単式ホーム側にあり、島式ホームへは跨線橋で連絡しています。木造の駅舎が特徴的です。

かつては簡易委託駅でしたが、現在は無人駅となっています。倉敷駅が管理しており、ICOCAの利用が可能です。駅には簡易型の自動改札機が設置されています。また、男女別の新しい便所が設置されています。

駅舎は、2007年（平成19年）に登録有形文化財に登録されました。この駅舎は、伯備線の倉敷 - 美袋間が開通した1925年（大正14年）に建てられたもので、木造平屋、セメント瓦葺きの切妻屋根、外壁に木板を重ねた構造が特徴です。窓や入口の建具はアルミサッシに変更されていますが、ほぼ建築当初の姿を保っています。1985年（昭和60年）からは総社市が管理しています。

のりば

1番のりば：上り本線（岡山方面）
2番のりば：上下共用待避線（特急通過待ち列車が使用）
3番のりば：下り本線（新見・米子方面）

2019年3月16日のダイヤ改正で、のりば番号が変更されました。

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。

（具体的な乗車人員の推移データは省略）

駅周辺

駅周辺には、総社市役所昭和出張所、美袋郵便局、高梁川などがあります。また、総社市立昭和中学校、総社市立昭和小学校といった教育機関も近くに位置しています。国道180号、岡山県道54号倉敷美袋線、岡山県道193号美袋停車場線が利用可能です。

作品

サカイ引越センター TVコマーシャル「幼なじみ篇」 - 学生の男女がホームのベンチで談笑する場面が登場します。
暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン19話 「もしもしユーレイ」 - 駅舎が公衆電話とともに登場します。

その他

美袋駅は、かつて団体列車『特別な「トワイライトエクスプレス」』の牽引機関車付替え駅として使用されたことがあります。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

伯備線
日羽駅 (JR-V09) - 美袋駅 (JR-V10) - 備中広瀬駅 (JR-V11)

外部リンク

* 美袋駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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