群馬県立長野原高等学校

群馬県立長野原高等学校

群馬県立長野原高等学校は、群馬県吾妻郡長野原町にある県立の高等学校です。地元では「長高（ながこう）」の愛称で親しまれています。1952年に開校し、長年にわたり地域に貢献する人材育成に努めてきました。学校のシンボルキャラクターとして「ヤマすけ」がおり、生徒たちにも親しまれています。

教育目標

長野原高校では、生徒一人ひとりの個性や才能を伸ばすことを目指しています。生徒同士が互いを尊重し、協力し合う心を育み、地域社会から愛される学校づくりを目指しています。教育目標として、以下の3つを重視しています。

学力向上：基礎的・基本的な知識の定着を重視し、授業を大切にすることで学力向上を図ります。
規範・マナーの育成：社会や企業が求める礼儀作法を身につけ、社会人としての基礎を養います。
心身の鍛錬：部活動を充実させ、得意分野を伸ばすことで、心身ともに成長できる環境を提供します。

沿革

長野原高校は、以下のような歴史を歩んできました。

1952年8月13日：群馬県立吾妻高等学校長野原分校として設立が認可されました。
1952年9月1日：開校式と第1回入学式が挙行され、昼間定時制普通科が男女合わせて50名の定員でスタートしました。
1955年12月20日：現在地に新校舎が完成しました。
1956年4月1日：全日制課程が設置され、定時制課程の募集が停止されました。
1963年4月1日：普通科が2学級に増設されました。
1966年4月1日：普通科が3学級に増設されました。
1968年4月1日：群馬県立長野原高等学校として独立しました。
1969年4月1日：建築科が新設され、建築科1学級と普通科2学級の体制となりました。
1990年4月1日：普通科に観光教養コースが設置されました。
1996年4月1日：マルチメディア活用方法研究開発事業の指定を受けました。
1998年4月1日：普通科が1学級減少し、普通科1学級と建築科1学級となり、コース制が導入されました。普通科には普通コースと観光コース、建築科には建築コースとデザインコースが設けられました。
2002年11月2日：創立50周年記念式典が挙行されました。
2005年4月1日：建築科の募集が停止され、コース制が廃止され、普通科2学級となりました。

特徴

長野原高校は、標高628.5mに位置する小規模な学校で、普通科のみ2学級で構成されています。周辺には川原湯温泉、草津温泉、川中温泉、尻焼温泉など、多くの観光地があるため、かつては普通科に観光コースが設置されていました。

近年では、近隣の学校への出前授業や、図書館の一般開放など、地域に開かれた学校づくりに力を入れています。また、生徒の資格取得を積極的に支援しています。

行事

長野原高校では、生徒たちが主体的に参加できる様々な行事が開催されています。

花いっぱい運動：生徒、教職員、PTAが協力し、学校や周辺地域に花を植え、地域美化に貢献しています。
球技大会：クラス対抗でソフトボールやバレーボールなどの球技を競い合い、クラスの親睦を深めます。
対嬬恋高校定期戦：隣接する嬬恋村の群馬県立嬬恋高等学校と毎年交流戦を行い、伝統的な上毛かるたや球技、リレーなどで競い合います。
体育祭：2年ごとに開催され、個人競技や団体競技で生徒たちが日頃の練習の成果を発揮します。体育大会とも呼ばれます。
マラソン大会：毎年開催され、クラス対抗で男女別に順位を競います。教職員から特別賞が贈られることもあります。
文化祭：3年に1度、生徒会が中心となって長高祭（ながこうさい）と呼ばれる文化祭を開催し、生徒たちの創造性を発揮する場となっています。

部活動

運動部

卓球
スキー
サッカー
ソフトテニス
バスケットボール
陸上
硬式野球

文化部

生活
理科
写真
音楽
ものづくり
茶華道
JRC
アニメ・マンガ研究

交通アクセス

JR吾妻線 長野原草津口駅から徒歩30分
JRバス関東 JRバス営業所から徒歩15分

著名な出身者

荻原健司 - 長野市長、元参議院議員、元ノルディック複合選手・指導者
荻原次晴 - スポーツコメンテーター、元ノルディック複合選手

関連項目

日本の工業に関する学科設置高等学校一覧
群馬県高等学校一覧
大都会 PARTII - 主人公の出身校として同名の高校が設定されています。

外部リンク

* 群馬県立長野原高等学校

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