群馬県道377号川原畑大戸線

群馬県道377号川原畑大戸線について

群馬県道377号川原畑大戸線（ぐんまけんどう377ごう かわらはたおおどせん）は、群馬県の長野原町と東吾妻町を結ぶ一般県道です。この道路は、国道145号の交点である川原畑を起点とし、最終的に国道406号が通る大戸へと至ります。

概要

この県道は、八ッ場ダム事業に関連して整備されました。具体的には、国道145号が通る川原畑地域と、八ッ場あがつま湖の対岸に位置する川原湯を結ぶ役割を果たしています。特に八ッ場大橋がこの道路の重要な構成要素となっています。一方では、川原湯峠付近を大柏木川原湯トンネルで通過し、南側の国道406号へとつながる設計です。

このトンネルは建設当初、八ッ場ダムの工事に使われる骨材の運搬用道路として設けられ、内部には運搬用のベルトコンベアが設置されていました。しかし、ダムの工事が完了するにつれて、一般用としての道路整備が進められ、最近の完成により、八ッ場ダム関連の道路建設と砂防施設の整備がすべて完了しました。

路線データ

• - 起点: 群馬県長野原町大字川原畑（国道145号（八ッ場バイパス）交点）
• - 終点: 群馬県東吾妻町大字大戸（国道406号交点）
• - 幅員: 13.5 m

この道路は、国道406号のバイパス機能も持っており、また草津温泉を含む吾妻地域と高崎都市圏や南関東を短絡する重要な幹線道路ともなっています。

歴史

この県道は2005年に大柏木トンネルが着工され、2007年には供用が開始されました。2008年には八ッ場大橋の建設が始まり、2014年にはこの橋が開通、さらに2016年にはトンネルが完全に供用開始されて、すべての区間が利便性を発揮しています。

2020年には地元の小中学生による銘板の除幕式が行われたことが印象深いです。また、2021年には旧町道川原湯温泉幹線街路の区域が追加され、川原湯温泉駅前を通るようになりました。

主要構造物

この県道にはいくつかの主要な構造物が存在します。中でも八ッ場大橋は494メートルの長さを誇る橋であり、観光地としても知られています。そのほかにも大沢橋や湯沢橋などがあり、大柏木川原湯トンネルは延長が3,005メートルあります。

通過する自治体

群馬県内の吾妻郡、具体的には長野原町と東吾妻町を通るのがこの県道の特徴です。空気の美味しい自然豊かな環境の中を走り抜ける手軽なアクセスが多くの人々に愛用されています。

この県道はその利便性だけでなく、旅行や観光にも十分に対応できる魅力ある路線として、多くの利用者に支持されています。

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