川原畑

川原畑（かわらはた）

川原畑は、群馬県吾妻[[郡]]長野原町に位置する大字です。郵便番号は377-1301で、面積は4.38平方キロメートルです。

地理

川原畑は、八ッ場ダム建設によって大きな変化を経験しました。元の集落は八ッ場あがつま湖の湖底に水没したため、2011年から北側の高台へと集落が移転しました。ダムと湖の名前の由来となった「八ッ場」は、川原畑の東側に位置する小字です。

川原畑は、八ッ場あがつま湖を挟んで南側に位置する川原湯と八ッ場大橋で結ばれています。また、「関東の耶馬渓」と称される吾妻渓谷の西端に位置し、豊かな自然に囲まれた地域です。

河川

吾妻川

歴史

川原畑村は、古くから吾妻[[郡]]に属し、三原庄の一部でした。分村などの歴史はなく、天平18年には沼田城主の真田信幸の領地であったと伝えられています。江戸時代には、初めは沼田藩領でしたが、後に幕府領となりました。

1889年の町村制施行により、近隣の9つの村と合併して長野原町が誕生しました。その後、1917年に大字の名称が変更され、現在の大字川原畑となりました。

1986年に八ッ場ダムの建設に関する基本計画が策定され、旧川原畑地域はダム湖に水没することになりました。そのため、予定湖面よりも高い位置への移転が始まり、2011年には代替地で国道145号八ッ場バイパスが開通しました。

年表

1889年: 町村制施行により、川原畑村など10町村が合併し、長野原町が誕生。吾妻[[郡]]長野原町大字川原畑村となる。
1917年: 大字下の町村名を削除したため、吾妻[[郡]]長野原町大字川原畑となる。
2011年12月20日: 国道145号八ッ場バイパスが代替地で開通。これにより、代替地への移転が本格化。
2014年4月: 川原畑地区地域振興施設として、長野原町がクラインガルテンを建設。
2014年10月1日: 八ッ場大橋が開通。
2019年10月: 八ッ場ダムの試験湛水が開始され、旧地域周辺が八ッ場あがつま湖に水没。

地名の由来

川原畑の地名は、吾妻川の水深が浅く、川原となっている場所の畑地であることに由来すると考えられています。

小字

集落の移転後も、小字は地名として残っています。

代替地の小字

石畑
二社平
三平
上ノ平

旧地域の小字

西宮
上ノ平
宇知山
祖登山

世帯数と人口

2017年8月31日時点での世帯数と人口は以下の通りです。

（具体的な数値はデータがないため省略）

小・中学校の学区

長野原町立の小・中学校に通う場合の学区は以下の通りです。

（具体的な学区はデータがないため省略）

交通

鉄道

川原畑には鉄道駅はありません。最寄りの駅は、JR吾妻線の川原湯温泉駅です。

バス

川原畑内には路線バスの停留所はありません。

道路

国道145号八ッ場バイパス
群馬県道377号川原畑大戸線

旧国道145号は、八ッ場バイパスの開通に伴い、旧川原畑地区を通る旧道となりました。

橋

八ッ場大橋

トンネル

茂四郎トンネル（1760m）- 国道145号八ッ場バイパス

施設

八ッ場ダム管理支所
やんば見放台
川原畑諏訪神社
クラインガルテンやんば

避難所

長野原町から指定された避難所が1つあります。

川原畑住民センター

出典

参考文献

長野原町誌編纂委員会 編『長野原町誌 上巻』長野原町、1976年3月31日。
長野原町誌編纂委員会 編『長野原町誌 下巻』長野原町、1976年3月31日。
* 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 10 群馬県』角川書店、1988年7月8日。ISBN 4-04-001100-7。

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