羽川英樹のトップスターベスト100

「情報○生モリ！羽川英樹のトップスターベスト100」（以下、○生モリ！）は、1993年10月から1994年3月までニッポン放送をキーステーションにNRN系列で全国放送されたラジオワイド番組です。一部地方局では「GO!GOゴージャス!魅惑るスタートップ100」というタイトルでも放送されていました。

この番組は、プロ野球のナイターオフ期間における半年限定の企画としてスタートしました。19時からの2時間番組で、19時10分から19時30分までは「○生モリ!テレホン」というコーナーが、つぼ八一社提供で全国ネットで放送されました。ただし、北海道地区では、STVラジオが「○生モリ!テレホン」を、HBCラジオが20時からの「ヒットコレクション」をそれぞれネットしていました。

番組構成としては、洋楽・邦楽を問わず、毎日1人のスーパースターに焦点を当て、その特集を2時間かけてじっくりと展開しました。彼らのヒットソングやアルバム収録曲などを紹介するだけでなく、リスナーから寄せられた電話や手紙を通じて、様々な爆笑エピソードを、関西出身の羽川英樹が得意のトークで紹介しました。

また、ニュース、天気予報、交通情報といった生活に密着した情報も豊富に盛り込まれており、その日の夕刊をチェックする「夕刊!○生モリ!ウォッチング」（19時30分 - 20時00分）というコーナーも設けられていました。

パーソナリティを務めたのは、元読売テレビアナウンサーの羽川英樹でした。彼は大阪発の全国ネット番組『2時のワイドショー』の司会や、『11PM』の風俗リポーターとしても知られており、首都圏地区でも一定の知名度がありました。40歳を前にフリーアナウンサーに転身し、この番組がラジオパーソナリティとしてのデビュー作となりました。番組開始に先立ち、ニッポン放送の『高嶋ひでたけのお早よう!中年探偵団』で高嶋のピンチヒッターを務めたこともあります。

番組のタイムテーブルは以下の通りでした。

19:00 トップスターNo.1
19:10 ○生モリ!テレホン
19:30 夕刊!○生モリ!ウォッチング
20:00 ヒットコレクション

アシスタントはフリーアナウンサーの森川さくらが担当し、提供クレジットは当時ニッポン放送アナウンサーだった仲佐かおりが録音で担当しました。

羽川の地元である関西地区では、毎日放送が月曜日から木曜日まで「○生モリ!テレホン」のみをネットしていました。金曜日には自社番組内でCMのみをネットし、当該コーナーのタイトルを拝借した企画ネットを実施していました。KBS京都でも19時00分から19時30分までの放送にとどまっていました（こちらは金曜日も放送あり）。和歌山放送は19時10分から20時00分まで放送していました（こちらも金曜日放送あり）。

1993年はJリーグが開幕した年でもあり、ニッポン放送ではJリーグの中継を多く組んでいたため、試合が開催されることの多かった水曜日には、ネット局向けの裏送りになるケースが頻繁にありました。翌1994年度のナイターオフ期間に放送された『上柳昌彦の花の係長 ヨッ!お疲れさん』でも同様の措置が取られました。

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