聖徳大学附属小学校

聖徳大学附属小学校

聖徳大学附属小学校は、千葉県松戸市秋山に位置する私立小学校です。学校法人東京聖徳学園が設置し、聖徳大学の附属学校として運営されています。特色ある教育と厳格な校風で知られています。

沿革

1986年：聖徳学園短期大学附属小学校として開校。当初は1年生から4年生までの児童が在籍していました。
1990年：聖徳大学の開学に伴い、聖徳大学附属小学校と改称されました。
2003年：学園全体でISO 9001およびISO 14001を取得。教育機関としては日本初の事例であり、小学校としては2007年現在唯一です。

校歌

作詞：サトウハチロー
作曲：中田喜直

著名な教職員経験者

角田元良：元学校長。東京都公立小学校長会長、全国連合小学校長会会長、中央教育審議会委員を歴任。
川並知子：主事。全日本私立幼稚園PTA連合会理事、全千葉県私立幼稚園連合会元会長。
岩上廣志：元音楽教諭。

交通

鉄道：北国分駅・秋山駅から徒歩15分。
バス：
松戸駅から京成バス[松51-2][松52][松54]で「聖徳学園」下車。
市川駅・市川真間駅から京成バス[市44][松54]で「聖徳学園」下車。

学内施設

学内環境

開校から長年経過していますが、大規模な修築工事は行われていません。消耗品は適宜交換されています。

施設・設備

中央講堂脇には、学校長が他大学の考古学部から譲り受けた兵馬俑が展示されています。
校内中央にある3階まで吹き抜けの「ふれあい広場」には、利根山光人のレリーフ作品「生命の樹」があります。
図書室には約4万冊の書籍が所蔵されています。
礼法室では、小笠原流礼法の宗家師範を招き、全生徒が週に一度講義を受けます。
約10,000m2のグラウンドには、競技用トラックと芝生、アスレチック設備があります。
校外施設として、聖徳大学川並香順記念講堂、セミナーハウス「かすが荘」「山中湖荘」などがあります。
各教室には壁がなく、オープンスペース方式が採用されています。

学内防犯設備

創立時から学内全域に防犯カメラが設置され、警護官が守衛所に配置されています。詳細な防犯設備は安全面を考慮して公表されていません。

校則

厳密には校則ではなく、学園に代々受け継がれている不文律です。児童にはあまり知られていませんが、項目数は300条を超えます。

特色ある教育

礼法

中学校・高等学校と同様に、週1時間小笠原流礼法の授業があります。卒業時には在学年数に関わらず『小笠原流礼法若葉の傳』が授与されます。

近年の特筆すべき行事

第56代全米最優秀教師キンバリー・オリバーが来校し、児童と会食。
ペスタロッチ研究所（スイス・イヴェルドン市）より所長・前所長が来学。
小島敏男による学校視察（スクールミーティング）を実施。
学内全面禁煙が決定。
聖徳祭（文化祭）は照明装置を備えた舞台で行われます。
堂本暁子が来学し、生徒と会食。
聖徳祭の卒業演奏は6年生が音楽専門家から指導を受けます。
ウィーン少年合唱団を学園音楽講堂に招待。
卒業式では1ヶ月ほど前から毎日練習が行われます。
毎年、全生徒・保護者を対象とした音楽鑑賞会が開催されます。
サントリーホールで行われた創立記念式典では生徒会の役員が司会進行を務めました。
* 2004年に制服が新しくなりました。

音楽教育

独自の音楽体系を形成し、合唱練習などでは細かい質問が出題されます。音楽教育については、岩上廣志の著書『光り輝くこどもたち』で詳しく述べられています。

国語教育

日本漢字能力検定を毎年実施しており、複数回学校賞を受賞しています。校内には、国語教科書に登場する植物が植えられています。

倫理教育

6年生になると、戦中の満州や南方戦線の記録映像が授業で上映されます。

吹奏楽クラブ

ブリティッシュスタイルのブラスバンドで、独自のレパートリーを中心に音楽活動を展開しています。ハーモニカやアコーディオンなどのリード楽器の練習にも取り組んでおり、入学式などの式典音楽、各種集会での音楽を担当しています。吹奏楽コンクールにおいて金賞受賞するなど、対外的にも評価を得ています。

系列校

学校法人東京聖徳学園#設置校を参照してください。

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