聖水駅

聖水駅

聖水駅（ソンスえき）は、大韓民国ソウル特別市城東区聖水洞2街にあるソウル交通公社2号線の鉄道駅です。駅番号には「211」が付与されています。

歴史

当駅は1980年10月31日、ソウル特別市地下鉄公社（当時）が運営する2号線の新設洞駅〜総合運動場駅間が開業した際に設置されました。
1983年9月16日には、聖水駅から乙支路入口駅までの区間が新たに開業したことにより、新設洞駅と聖水駅を結ぶ区間（5.4km）が「聖水支線」として本線から切り離されました。これに伴い、当駅は2号線本線と聖水支線を結ぶ乗換駅としての機能を持つことになりました。
その後、駅を運営する事業者は変遷しました。2005年1月1日にはソウル特別市地下鉄公社が「ソウルメトロ」に名称を変更。さらに2017年5月31日、ソウルメトロとソウル特別市都市鉄道公社が統合され、現在の「ソウル交通公社」の駅となっています。

駅構造

聖水駅は高架上に設けられた駅で、島式ホーム2面と4本の線路を備えています。ホームには安全対策としてフルスクリーンタイプのホームドアが完備されています。ソウル交通公社の駅としては比較的珍しく、ホームの線路に番号が割り振られています。

• - 1番線・2番線: 駅の内側に位置する線路で、2号線本線（乙支路循環線）が使用します。
• - 3番線: 外側の線路の一つで、主に君子車両事務所から出庫する列車に利用されます。
• - 4番線: もう一方の外側線路で、聖水支線が使用します。

構造上の特徴として、2号線本線の外回り列車と聖水支線の列車は、同じホーム面で乗り換えることができる対面乗り換えが可能です。

改札口は、ホームの両端に近い場所にそれぞれ独立して設置されていますが、駅のコンコース階でつながっており、どちらの改札からも駅施設へのアクセスが可能です。化粧室は改札の外に1箇所設けられています。地上への出入口は、1番から4番までの計4箇所が利用できます。

バリアフリー設備については、地上階と改札階の間にはエスカレーターおよびエレベーターが設置されており移動が容易ですが、改札階からホーム階へのエスカレーターやエレベーターはありません。代替として、車椅子リフトが整備されています。

のりば

利用状況

聖水駅の利用状況は近年大きく変化しています。特に2020年以降、駅周辺の聖水洞エリアに多くのポップアップストアや商業施設が進出し、活況を呈した結果、駅の利用者数が以前の2倍以上に急増しています。この急速な利用者増加は、駅構内や周辺での混雑を招いており、群集事故の発生が懸念される状況です。
地元住民からは、駅の出口を増設することや、駅周辺のアクセス道路を改善することなど、混雑緩和と安全確保に向けた具体的な要望が出されています。

駅周辺

聖水駅の周辺地域は、学校、公共機関、企業本社などが集積しています。

• - 京水中学校、ソウル京東初等学校、ソウル京水初等学校、ソウル聖水初等学校、聖水工業高等学校、聖元中学校
• - 国民年金公団城東広津支社、城東税務署
• - 聖水2街1洞住民センター、聖水2街3洞住民センター
• - トゥット市場
• - トゥクソム郵便局、聖水郵便局
• - CUBEエンターテインメント本社、バナナカルチャー本社
• - イーマート聖水店（本店）
• - KT聖水支店
• - 聖水地溝帯
• - 中浪川

隣の駅

ソウル交通公社
2号線（乙支路循環線・本線）: トゥクソム駅 (210) - 聖水駅 (211) - 建大入口駅 (212)
聖水支線: 聖水駅 (211) - 龍踏駅 (211-1)

関連項目

• - 韓国の鉄道駅一覧

外部リンク

• - ソウル交通公社 聖水駅 （朝鮮語）

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