能町駅

能町駅（のうまちえき）

能町駅は、富山県高岡市能町にある、西日本旅客鉄道（JR西日本）と日本貨物鉄道（JR貨物）の駅です。氷見線と貨物線である新湊線の2路線が接続しています。

歴史

能町駅は、明治時代に開業し、地域の発展とともに歩んできました。

1900年（明治33年）12月29日：中越鉄道高岡駅 - 伏木駅間開通と同時に開業。旅客および貨物の取扱を開始。
1918年（大正7年）1月27日：中越鉄道当駅 - 新湊駅間が開通。
1920年（大正9年）9月1日：中越鉄道の国有化により鉄道省（国鉄）の駅となる。中越線の所属となり、新湊方面の路線は新湊軽便線となる。旅客、手荷物、小荷物、大貨物の取扱を行う。
1922年（大正11年）9月2日：軽便鉄道法廃止により新湊軽便線を新湊線に改称。
1942年（昭和17年）8月1日：中越線の高岡駅 - 伏木駅間が氷見線に編入され、当駅もその所属となる。
1944年（昭和19年）8月：当駅接続の日本曹達高岡工場専用線において貨物運輸を開始。
1951年（昭和26年）4月1日：新湊線の旅客営業廃止に伴い、当駅 - 新湊駅間の吉久駅および中伏木駅を廃止。
1968年（昭和43年）：コンテナ貨物ホームを設置。
1969年（昭和44年）10月1日：手荷物および小荷物の配達取扱を廃止。
1974年（昭和49年）10月1日：営業範囲を改正し、旅客、荷物、貨物を取扱う駅となる。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物の取扱を廃止。
1985年（昭和60年）4月1日：駅員無配置駅となる。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道（JR西日本）および日本貨物鉄道（JR貨物）が継承。
2004年（平成16年）4月1日：日本曹達高岡工場専用線を休止。

駅構造

能町駅は、1面2線の島式ホームを持つ地上駅で、列車交換が可能です。構内には多くの側線があり、かつてはコンテナ取扱量も多かったですが、現在は貨物取扱が中止されています。木造駅舎があり、待合室と券売機が設置されています。駅舎とホーム間の移動には構内踏切を利用します。北陸広域鉄道部管理の無人駅で、みどりの窓口はありません。

のりば

貨物取扱

能町駅は、日本貨物鉄道の車扱貨物臨時取扱駅です。新湊線が分岐しており、かつては日本曹達専用線が万葉線と平面交差していました。専用線は2004年に休止されました。

過去には、日本曹達線、中越パルプ工業線、日本ゼオン線、ゼネラル石油線など、多くの専用線が接続していました。これらの専用線は、地域の産業を支える重要な役割を果たしていました。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。

(※乗車人員データは省略。必要に応じて富山県統計年鑑と高岡市統計書を参照してください。)

駅周辺

万葉線新能町停留場・荻布停留場
高岡市立能町小学校
富山県道244号能町停車場線
高岡能町郵便局
高岡市農業協同組合（JA高岡）能町支店
高新自動車学校

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

■氷見線

越中中川駅 - 能町駅 - 伏木駅

日本貨物鉄道（JR貨物）

新湊線

能町駅 - 高岡貨物駅

脚注

(※脚注は省略)

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

能町駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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