能登ノ山竜三

能登ノ山竜三（のとのやま りゅうぞう）

能登ノ山竜三は、1928年5月5日に石川県珠洲郡（現在の珠洲市）で生まれ、立浪部屋に所属した元大相撲力士です。本名は出村竜三（でむら りゅうぞう）。身長193cm、体重129kgという恵まれた体格を誇り、左四つからの割り出しを得意としていました。

生涯

1946年11月場所、18歳で初土俵を踏みました。順調に出世を重ね、1950年1月場所には21歳で十両に昇進を果たしました。しかし、その後は2場所連続で負け越し、幕下へ陥落。長く低迷が続きましたが、1956年頃から調子を取り戻し、1957年3月場所には7年ぶりに十両復帰を果たしました。この場所では9勝6敗と初めて十両で勝ち越しましたが、その後は再び負け越しが続き、幕下へ降下。1958年5月場所で現役を引退しました。

引退後は世話人に転身し、立浪部屋で後進の指導に当たりました。巨体と豪快な取り口で将来を期待されたものの、気の弱さと足腰の怪我に悩まされ、大成を果たすことはできませんでした。1971年7月20日、43歳という若さでこの世を去りました。

人物とエピソード

能登ノ山は、その恵まれた体格と左四つからの豪快な割り出しで、観客を魅了しました。しかし、内面は繊細で、気の弱さが課題だったと言われています。また、現役時代には足腰の怪我にも悩まされ、そのことが成績にも影響したとされています。

1958年には、アメリカ映画「黒船」にクレジットなしで出演したことがあります。また、Ryuzo Demura 名義でアメリカ映画「底抜け慰問屋行ったり来たり」にも出演しています。意外な一面として、映画出演の経験があることが挙げられます。

主な成績

生涯成績：187勝214敗21休　勝率.466
十両成績：25勝50敗　勝率.333
現役在位：41場所
十両在位：5場所

各段優勝

序二段優勝：1回（1947年6月場所）

場所別成績

（場所別成績は省略）

改名歴

立嵐 竜三（たつあらし りゅうぞう）1946年11月場所 - 1947年11月場所
能登ノ山 竜三（のとのやま -）1948年5月場所 - 1950年1月場所
能登ノ山 龍三（- りゅうぞう）1950年5月場所 - 9月場所
西城山 龍三（にしぎやま -）1951年1月場所 - 1953年5月場所
能登ノ山 龍三（のとのやま -）1953年9月場所 - 1958年5月場所

出典

（出典は省略）

関連項目

大相撲力士一覧

外部リンク

* 能登ノ山 龍三 - 相撲レファレンス

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