舟入本町停留場

舟入本町停留場

舟入本町停留場（ふないりほんまちていりゅうじょう）は、広島市中区舟入本町に位置する広島電鉄江波線の路面電車の停留所です。この停留場は路面電車の運行において重要な役割を果たしており、駅番号はE2に指定されています。

歴史的背景

舟入本町停留場は1943年に江波線の開通に合わせて開設されました。当初、江波線の終点として機能していましたが、その後半年で舟入南町（現在の舟入南）まで路線が延長され、現在は路線内のひとつの停留場となっています。1945年8月6日、広島市に原爆が投下され、停留場を含む多くの交通網が遮断されましたが、2年後の1947年に全線の復旧が果たされました。

年表

• - 1943年（昭和18年）12月26日: 江波線が土橋から舟入本町停留場まで開業。
• - 1944年（昭和19年）6月20日: 当停留場から舟入南町までの路線が開通。
• - 1945年（昭和20年）8月6日: 原爆による交通停止。
• - 1947年（昭和22年）11月1日: 江波線復旧、運行再開。
• - 2008年（平成20年）3月: ホーム延長工事が行われ、連接車両対応の停留場に。
• - 2013年（平成25年）2月15日: 9号線の運行が延長され、当停留場へも乗り入れ。

停留場の構造

舟入本町停留場は、江波線の併用軌道に位置しており、道路上にホームが確保されています。低床式のホームは2面あり、南北に伸びる2本の線路に挟まれています。ただし、両方のホームは交差点を挟んで南北にずれて配置されており、交差点の北側には土橋方面へ向かう上りホームが、南側には江波方面に向かう下りホームが設けられています。ホームは2008年に改良され、連接車両に対応した長さとなっています。

運行系統

この停留場には、広島電鉄の6号線、8号線、9号線が運行されており、地域住民にとって欠かせない交通手段となっています。特に通勤・通学の時間帯には、一定の利用客が見込まれています。

周辺情報

舟入本町停留場周辺には住宅街が広がっており、交差点から東西へ商店街が伸びています。商店街の東には旧太田川（本川）、西には天満川が流れ、北側には国道2号が通っています。また、以下の重要な施設も近隣に位置しています。

• - 舟入本町商店街
• - 広島市立神崎小学校
• - 広島市立舟入市民病院
• - 広島医師会館
• - 広島県立広島観音高等学校
• - 住吉神社

バス路線

舟入本町停留場近くには「舟入本町」バス停があり、広電バスが運行しています。国道2号を走行するバスは、様々な行き先に向けて便利なアクセスを提供しています。
例えば、以下のような路線があります:

• - 3系統: 観音新町三丁目・マリーナホップ方面
• - 6系統: 舟入南・江波営業所方面
• - 54, 55系統: 田方・鈴が峰住宅方面

隣接停留場

江波線上での隣接停留場は、舟入町停留場（E1）および舟入幸町停留場（E3）です。

舟入本町停留場は、地域に根差した重要な交通ハブであり、周辺の生活を支える役割を果たしています。交通の便利さとともに、多くの住民に利用されていることが特徴です。

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