花山院良定

花山院良定（かさんのいん よしさだ）

花山院良定は、鎌倉時代後期に活躍した公卿です。右大臣を務めた花山院家定の長男として生まれました。

経歴

以下に、彼の経歴を『公卿補任』と『尊卑分脈』に基づいて詳細に記述します。

正安3年（1301年）12月30日: 叙爵。
乾元2年（1303年）2月6日: 従五位上に昇叙。
嘉元3年（1305年）12月30日: 侍従に任ぜられる。
嘉元4年（1306年）1月5日: 正五位下に昇叙。
徳治2年（1307年）1月5日: 従四位下に昇叙。侍従は引き続き務める。
延慶元年（1308年）11月14日: 従四位上に昇叙。同月29日には禁色を許される。
延慶2年（1309年）3月29日: 左中将に任ぜられる。同年11月23日、正四位下に昇叙。
延慶4年（1311年）3月30日: 従三位に叙せられる。左中将は引き続き務める。
正和元年（1312年）7月13日: 薨去。

花山院良定は、鎌倉時代後期において、着実に昇進を重ねていった人物であることがわかります。特に、延慶年間の昇進は目覚ましく、禁色を許されるなど、朝廷内での地位を確立していきました。最終的には従三位・左中将にまで昇りつめましたが、正和元年に короткая жизнь を終えました。

彼に関する情報は、『公卿補任』や『尊卑分脈』といった歴史資料に記録されており、これらの資料は、当時の公家社会や朝廷の様子を知る上で貴重な情報源となっています。

参考文献

『公卿補任』（新訂増補国史大系）吉川弘文館 黒板勝美、国史大系編集会（編） ※ 延慶4年（1311年）に良定が非参議従三位となった時以降の記事。
* 『尊卑分脈』（新訂増補国史大系）吉川弘文館 黒板勝美、国史大系編集会（編） ※「花山院良定」および「花山院家定」の項。

もう一度検索