花泉駅

花泉駅

花泉駅（はないずみえき）は、岩手県一関市花泉町花泉字地平に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）東北本線の駅です。

歴史

花泉駅は、1890年（明治23年）4月16日に開業しました。開業当初は貨物や荷物の取り扱いも行っていましたが、1982年（昭和57年）11月15日に貨物、1985年（昭和60年）3月14日に荷物の取り扱いを廃止しました。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となりました。

2003年（平成15年）10月1日には業務委託化され、花泉駅長（一ノ関駅助役待遇）が廃止されました。2015年（平成27年）5月19日にはみどりの窓口の営業が終了し、2022年（令和4年）3月12日には終日無人化されました。2024年（令和6年）10月1日には、えきねっとQチケのサービスが開始される予定です。

駅構造

花泉駅は、一ノ関駅が管理する無人駅で、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅です。ホーム間は跨線橋で連絡しています。2022年3月12日のダイヤ改正前日までは、JR東日本東北総合サービスに業務委託された駅で、窓口と自動券売機が設置されていました。

現在の駅舎建設当時、公衆トイレは駅舎改札外の横（北側・一ノ関方）にあり、また入口南側の部屋には待合所がありましたが、駅の無人化に伴い、防犯上の理由からいずれも封鎖され、現在は倉庫と係員専用口として使用されています。かつては国鉄貨物の取り扱い駅であり、その跡地は1番線南（小牛田方）に廃線跡として残るほか、フェンスで隔てられた無料駐輪場の一部として活用されています。

東北新幹線開業前には、寝台急行列車や速達タイプの一部を除く急行列車が停車していました。沿線住民の陳情がきっかけで、数本の急行が停車するようになりました。また、岩手県南バス（現在の岩手県交通）が千厩町から藤沢町市街地を経由し、北上川に架かる北上川橋を渡って花泉駅へ向かう路線バスの運行に力を入れたことで、花泉駅から国鉄列車へ乗り継ぐ乗客が増え、当駅に停車する急行列車の本数が増えました。加えて、当時の国鉄荷電代行バスが千厩から藤沢を抜け、花泉駅に寄ってから一ノ関駅へ向かうルートも存在しました。鉄道の走っていない藤沢町にとって、花泉駅へ出る路線バスは非常に重要な交通手段でした。現在、このルートは岩手県交通が廃線となり、一関市営バスが代替し、平日4便、土曜2便が運行しています。

のりば

3番線は、始発列車の1本と、夜の仙台からの直通列車が使用しています（2020年5月時点）。

利用状況

JR東日本によると、2000年度から2020年度までの1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。

(データは省略)

駅周辺

駅周辺には、以下のバス路線が運行しています。

岩手県交通
涌津下町／一関行き
一関市営バス
千厩行き

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■東北本線

油島駅 - 花泉駅 - 清水原駅

脚注

(脚注は省略)

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

駅の情報（花泉駅）：JR東日本

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